パフォーマンスを予測して改善を計画します
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、組織のパフォーマンスを向上するための最も重要な質問集です。質問に答えることで自ら気づき、改善を繰り返していくことで、現在と未来の成功を確実なものにしていきます。
4.1 組織のパフォーマンスの測定、分析、改善では、組織の計画立案とパフォーマンスの向上をサポートするために、パフォーマンスの測定、分析、およびレビューのためのデータと情報をどのように選択して活用しているかを尋ねます。
パフォーマンスの向上に向けて将来のパフォーマンスを予測します。
(5)組織の将来のパフォーマンスをどのように予測していますか。
(Baldrige Excellence Builder 2021-2022より。翻訳筆者)
パフォーマンスレビューでの気づきや、主要な比較データ、競合データなどは、組織の将来のパフォーマンスを予測にも使用します。
あなたの組織では、パフォーマンスレビューの気づきや主要な比較データおよび競合データを、予測にどのように活用していますか。
パフォーマンス予測は、組織の将来のパフォーマンスの見積もりです。
過去のパフォーマンスと将来の内部および外部の変化に関する仮定を組み合わせることで、パフォーマンスの予測を立てることができます。
実際、パフォーマンス予測は、
・過去(現在)のパフォーマンス、
・改善率、
・将来の内部の変化とイノベーションに関する仮定、
・内部の変化をもたらす外部環境の変化に関する仮定
などを考慮する必要があります。
これらの予測は、主要な計画ツールとして役立つでしょう。パフォーマンス予測は、業務運用の管理においても、また、戦略の策定と実行にいても、重要なツールとなります。
パフォーマンス予測は、予想される将来のパフォーマンスを示します。
パフォーマンス目標は、希望する将来のパフォーマンスを示します。
競合他社や同様の組織のパフォーマンス予測は、それがあなたの組織のパフォーマンス予測と決定的に違う場合には、それはあなたの組織にとって課題です。
組織が画期的なパフォーマンスあるいはイノベーションを達成しようとしている分野では、パフォーマンスの予測と目標が一致します。
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筆者らGQFが翻訳した「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。
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