組織プロフィールを組織内で共有する
評価基準の基本的要求事項や個々の質問に答える前に、あなたの組織の基本的な情報を整理し、組織内で共有しておきましょう。
これには、組織の主要な特性と組織の戦略的な状況について尋ねるボルドリッジの「組織プロフィール」の質問を用いることが適しています。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーでは、2ページにわたって計13個の質問があります。これについては、このnoteで紹介してきました。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは有償ですが、これに含まれる「組織プロフィール」は、その部分のみ、かつ、企業/非営利組織編、教育編、ヘルスケア編のそれぞれが、NISTのウェブサイトからダウンロードできるようになっています。
あなたの組織が、企業や行政機関、その他の非営利組織であれば、企業/非営利組織編(Business/Non-profit)を、教育機関であれば教育編(Education)を、病院や医療機関、介護施設などであればヘルスケア編(Healthcare)をダウンロードして利用します。
質問の主旨はボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーと同じですが、質問はより細かくなっており、かつ注記として補足説明もついています。また、一般企業、非営利組織、教育機関、医療機関それぞれの業界特有の注記もあります。
したがって、こちらの「組織プロフィール」を見ながら質問に答えていく方が、取り組みは簡単かもしれません。
組織プロフィールは、あなたの組織のスナップショットであり、組織の運営方法と、その組織が直面する主な課題に対する重要な影響を整理します。
これに取り組むことが、自己評価の出発点になります。
組織プロフィールは、その回答から重要な情報のギャップを特定することで、それ自体を自己評価のツールとして活用することもできます。
ボールドリッジ・エクセレンス・フレームワークの組織プロフィールは、次からダウンロードできます。それぞれ、PDFで提供されています。
・企業/非営利組織編(Business/Non-profit)
・教育編(Education)
・ヘルスケア編(Healthcare)
このnoteでは、一般企業を想定して、組織プロフィール(企業/非営利組織編(Business/Non-profit))を用いて、自己評価の準備を一緒に進めていきたいと思います。