時代を見る
9月9日重陽の節句。菊酒をいただく日。ボルドリッジの知研究クラスターを備える日本イノベーション融合学会が後援する経済産業ビジネススクール '時代'セミナー「二水会」がスタートしました。これから2年間、毎月、第二水曜日(一部日程を除く)に、衆議院議員会館の会議室で、次代を担う経営者・エクゼクティブ、議員や省庁関係者とそれをサポートする人々が集まって、共に学びます。
ビジネススクール開校にあたって、経済産業省の中野剛志参事官に祝辞をいただきましたが、そこでは時代を見る次のような話がありました。
コロナウィルスは未知の脅威で「不確実性」が非常に大きかったことが、経済や社会に多いなる影響を与えている。予測できないこと理論的にはあり得ないこと、想定外のことは実は2008年のリーマンショック以降、度々起きるようになってきた。想定外のことが起きると、それまでの理論が通用しなくなる。理論ではなくて、臨機応変に対応できることが必要になってくる。想定外の事態に臨機応変に対応してきた歴史を学ぶことが重要である。
メモからの書き起こしなので、原意とは違っているかもしれません。ボルドリッジに引き付けて考えながら聞いていました。俊敏性の重要性も改めて理解できました。
ボルドリッジは理論ではなく、実践(practice)です。それを積み重ねてきました。きっとヒントが得られます。
時代も見る、ではなく、時代を見る。プロローグと題したその後の講演で、メイン講師の高梨智弘氏からは、経済産業ビジネススクール二水会のこれからの講座のサマリーを紹介するとともに、これまでの歴史を理解したうえで、既に確立された理論や実践を学ぶだけでなく、現在どのような位置にあるのか、それを踏まえてどのように次の時代に備えるのかを考えること、時代を見ることが重要であるとの話がありました。
高梨智弘講師からは、このセミナーでこれまで培った知見をすべて伝えたい、セミナーで紹介した資料や図表は自由に使ってよい、というお話をいただきました。セミナー資料は事前に電子メールで出席者に配布されます。
ボルドリッジの理解に助けになるものは、ここでも紹介していきたいと思います。
次回第二講座は2020年10月14日(水)。興味を持たれた方は、主催の内部統制評価機構、あるいは以下の当学会のホームページをご参照ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?