ボルドリッジで自分がわかる
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。
自分がやっていることがどうか、どのように知ることができますか?
ボルドリッジは、6つのプロセスのカテゴリーの4つの評価軸と結果のカテゴリーの4つの評価軸に基づいて回答を診断することにより、組織のリーダーシップとマネジメントの実践の成熟度を評価します。
プロセスのカテゴリーでは、次の評価軸に沿ってプロセスを評価し、改善します。
1.アプローチ:組織の仕事をどのように達成しますか。あなたの主要なアプローチはどれくらい体系的で効果的ですか。
2.展開:組織の関連する部分で主要なアプローチがどの程度一貫して使用されていますか。
3.学習:主要なアプローチをどの程度評価および改善しましたか。改善点は組織内で共有されていますか。新しい知識はイノベーションをもたらしましたか。
4.統合:アプローチは、現在および将来の組織のニーズにどのように整合しますか。組織全体の主要な目標を達成するために、プロセスと運用が組織全体でどの程度調和していますか。
ボルドリッジを使用すると、次の評価軸に沿って結果を評価できます。
1.レベル:現在のパフォーマンスはどうですか。
2.傾向:結果は改善されていますか、同じままですか、それとも悪化してしていますか。
3.比較:他の組織や競合組織のパフォーマンスと比較したり、ベンチマークや業界リーダーと比較したりしていますか。
4.統合:組織にとって重要な結果を跡していますか。結果を意思決定に使用していますか。
審査基準の質問に回答し、回答を評価すると、最初に審査基準のカテゴリ内で、次にそれらの間で、長所とギャップを特定し始めます。
重要なプロセスの調整、およびプロセスと結果の間のフィードバックは、改善のサイクルにつながります。ボルドリッジフレームワークを使い続けると、組織についての理解がますます深まり、自分の強みを生かし、ギャップを埋め、革新するための最良の方法がわかるようになってきます。
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以上は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク2023-2024版(冊子)の記述を参考にしています。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。