P.1 a.(1) 製品・サービス
評価基準の基本的要求事項や個々の質問に答える前に、ボルドリッジの「組織プロフィール」の質問を用いて、あなたの組織の基本的な情報を整理し、組織内で共有しておきましょう。(組織プロフィールは、企業/非営利組織編(Business/Non-profit、PDF、英文)をベースにします。)
最初に確認するのは、あなたの組織が提供する製品・サービスです。
自動車メーカーの例で言えば、当組織の製品は自動車です、というような大きなくくりでなく、販売戦略会議などで用いている車種区分や、実際に市場に提供している製品名、シリーズ名、などを挙げてください。
次の質問でそれが必要になってきます。
「相対的な重要性」は、少し難しい言葉ですが、それは例えば、主な製品・サービスそれぞれの組織内での売上比率や、組織の利益に対する貢献度、あるいは、繰り返し利用いただくお客様の数など、何らかの比較で示すことができるものです。それをその数値情報とともに示します。
重要性の判断にはいろいろな観点が考えられます。場合によっては、売上や数量が一番大きい商品・サービスが、利益における貢献では一番ではないこともあります。また、現在は稼ぎ頭であってもすでに市場投入から時間がたっており、最近は売上が減少傾向にあり、別の新たな製品・サービスに力を入れようとしている場合もあるでしょう。
そうしたことも考慮して、重要性を判断します。
自動車メーカーの例では、シリーズA、シリーズB、シリーズCが主要な製品であれば、台数ベースや金額ベースで、組織内でのそれぞれの比率などとともに、それぞれについて組織内での位置づけを答えます。
最終顧客に製品・サービスを提供する方法には、直接納入と直接でない納入があります。直接でない納入は、例えば、ディーラー、流通業者、協力会社、チャネル提携先などを通じて行います。
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組織プロフィールは、企業/非営利組織編(Business/Non-profit、PDF、英文)をベースにしています。
P.1 a.(1)は原文にある区分です。