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働き手のエンゲージメントの評価方法

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、組織のパフォーマンスを向上するための最も重要な質問集です。質問に答えることで自ら気づき、改善を繰り返していくことで、現在と未来の成功を確実なものにしていきます。

 5.2 働き手のエンゲージメントでは、すべての働き手が効果的かつ最高の能力で貢献することを可能にし、それを促すために、働き手のパフォーマンスを管理し、すべての働き手メンバーの能力を開発するための仕組みについて尋ねます。

  働き手のエンゲージメントが高いかどうかをどのように判断しているかを尋ねます。

(2)働き手のエンゲージメントをどのように評価していますか。
(Baldrige Excellence Builder, p11 より。翻訳筆者)

 働き手の満足度や働き手のエンゲージメントを判断するための評価方法には、公式なもの非公式なものなど様々ありますが、あなたの組織では、どんな評価方法や評価尺度を使用していますか。

 これらの評価方法や評価尺度は、働き手グループの違い、区分の違いに応じて、どのように異なりますか。
 例えば、新人や勤続年数の短い人とベテランとでは、評価方法や尺度は同じですか、違いますか。業務や職種の違いなどで、評価方法や尺度を変えていますか。

 満足度調査や面談によるヒアリングなどはよく活用される方法です。ただそれだけでは、何をどのように改善するかが判断できない場合もあります。あなたの組織では、働き手のエンゲージメントを評価し改善するために、その他の指標をどのように活用していますか。
 公式または非公式の調査による働き手エンゲージメントの直接的な測定のほかに、 働き手エンゲージメントの評価と改善に使用するその他の指標には、
・働き手の維持/離職(率)、
・欠勤(率)、
・働き手の苦情(申し立て)、
・安全性、
・生産性
などがあります。

 これに先立つ質問で(5.2(2))で、どういった要素が働き手のエンゲージメントの主要な推進要因となっているかを尋ねました。それとの関係から、エンゲージメントの評価方法や評価指標を検討することも有効です。

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 ボリドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。

 

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