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まずはここから・・・組織の社会的責任

もしあなたが組織のリーダーならば、次のように自問してみてください。

① 私たちの組織は、法令を遵守していますか?
② 私たちの組織は、高い基準と倫理を実践していますか?
③ 私たちの組織は、働き手が地域社会を支援するのに役立っていますか?

もしあなたが組織のメンバーならば、次のように自問してみてください。

① 私の組織は、法令を遵守していますか?
② 私の組織は、高い基準と倫理を実践しています?
③ 私の組織は、私が地域社会を支援するのに役に立っていますか?

答えが「ノー」なら、そこから改善が始まります。

組織の社会的責任には、法律や規制を遵守するだけでなく、環境保護などの社会からの要請に対して、より高い目標となる基準を設定して、それに取り組むことが求められています。
それには、組織に属するメンバー、すなわちリーダーと従業員が、遵守すべき法律や規制、実践すべき基準や倫理について、共通の理解を持っていること、そして、それらが確実に実践されているかことを確認することが重要になってきます。このための仕組みづくりが必要です。

組織が所属するコミュニティ、地域社会に対して、組織として貢献することは当然ながら、地域社会のメンバとして働き手一人ひとりが役割を担って地域社会に貢献することに、組織として支援することも求められています。
ボランティア休暇制度などはその一例です。例えば、そうした制度は、組織にそうした制度があるかないかという点だけではなく、その制度がどの程度利用されているかという点も、その組織の社会貢献への取り組みの成果として重要な指標となります。

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ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーでは、「7結果 7.4 リーダーシップとガバナンスの結果」の審査基準(質問集)の中で、これらのことをもう少し細かく質問しています。
そして、その回答を評価し、強みを特定し改善の機会を見つけ、改善に取り組みます。

ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーは日本語で読めます。
「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。


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