自分たちが今やっている経営の方法がいいのか悪いのかどうやってわかりますか
自分たちがどのようにやっているか、いいのか悪いのかを、どうやって知ることができますか?
ボルドリッジは、組織の主要な領域を表す6つのプロセスのカテゴリー
(1)リーダーシップ
(2)戦略
(3)顧客
(4)測定、分析、およびナレッジマネジメント
(5)働き手
(6)オペレーション
および結果のカテゴリー
(7)結果
の7つのカテゴリーから成ります。
ボルドリッジは、6つのプロセスのカテゴリーの4つの評価軸と結果のカテゴリーの4つの評価軸に基づいて回答の成熟度を評価します。
プロセスのカテゴリーでは、次の評価軸に沿ってプロセスを評価し、改善します。
1.アプローチ:組織の仕事をどのように達成しますか。あなたの主要なアプローチはどれくらい体系的で効果的ですか。
2.展開:組織の関連する部分で主要なアプローチがどの程度一貫して使用されていますか。
3.学習:主要なアプローチをどの程度評価および改善しましたか。改善点は組織内で共有されていますか。新しい知識はイノベーションをもたらしましたか。
4.統合:アプローチは、現在および将来の組織のニーズにどのように整合しますか。組織全体の主要な目標を達成するために、プロセスと運用が組織全体でどの程度調和していますか。
ボルドリッジを使用すると、次の評価軸に沿って結果を評価できます。
1.レベル:現在のパフォーマンスはどうですか。
2.傾向:結果は改善されていますか、同じままですか、それとも悪化してしていますか。
3.比較:他の組織や競合組織のパフォーマンスと比較したり、ベンチマークや業界リーダーと比較したりしていますか。
4.統合:組織にとって重要な結果を跡していますか。結果を意思決定に使用していますか。
審査基準の質問に回答し、回答を評価すると、最初に審査基準のカテゴリ内で、次にそれらの間で、長所とギャップを特定し始めます。
重要なプロセスの調整、およびプロセスと結果の間のフィードバックは、改善のサイクルにつながります。フレームワークを使い続けると、組織についてますます学び、自分の強みを生かし、ギャップを埋め、革新するための最良の方法を定義し始めるでしょう。
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筆者らが翻訳した、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。