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社会貢献、環境の持続可能性、循環経済

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク(以下、ボルドリッジ)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジは2年ごとに改訂されており、1月に2023-2024年版が発刊されました。

 ボルドリッジ2023-2024年版では、「今日の組織が直面している主要な概念および重要な問題」として次の項目を挙げています。これらはボルドリッジ審査基準を構成する7つのカテゴリ全体に織り込まれています。

 そのひとつに、社会貢献、環境の持続可能性、循環経済があります。

 企業の社会的責任の概念が必須事項として広く受け⼊れられるようになるにつれて、高業績を上げている組織は、社会への貢献を⾃分たちがしなければならないこと以上のものと⾒なしています。社会への貢献は、顧客と従業員のエンゲージメントを増進し、市場の差別化要因となる可能性があります。

 ボルドリッジ審査基準は、環境、社会、およびガバナンス(ESG)レンズを通じて社会的責任と環境の持続可能性を促進し、社会的利益を組織の戦略と運営に組み込むことに焦点を当てています。
 これには、
・環境保護への貢献、
・組織を取り巻く社会的および経済的システムの⽀援、
・主要なコミュニティの⽀援と強化
が含まれます。

 ボルドリッジ審査基準はまた、特に環境管理がますます顧客の要件になりつつあるため、製品やサービスに関連する地域社会の懸念に対処し、関連する法律や規制の遵守を超えていくことを強調しています。

 国連の持続可能な開発⽬標(SDGs)は、組織が社会の幸福の取り組みに集中するための潜在的なアイデアの源です。

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 ESGやSDGsは、すでに広く認知されていますが、ボリドリッジ・エクセレンス・フレームワークにこれらの用語が登場するのは、2023-2024年版が初めてです。
 概念としては例えばSDGsが登場する以前から、社会的責任と環境の持続可能性を促進し、社会的利益を組織の戦略と運営に組み込むことは、ボルドリッジの核となる価値観と概念の一つに含まれていました。

 ボルドリッジにどのように組み込まれているかは、後の審査基準の確認の中で見ていきましょう。

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 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークで、組織の変革と改善を支援します。
 ボリドリッジ・エクセレンス・フレームワークの日本語版はありませんが、その要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。


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