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視点をビジネスエコシステムに拡張する

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの核となる価値観と概念の筆頭に、システム的視点があります。

 システム的視点は、自組織を全体的なシステムとして捉えることを求めています。

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、さらに、自組織を含むビジネスエコシステムにまで、「システム的視点」の概念を拡張することを求めています。

 すなわち、システム的視点は、新しくかつ可能な限り革新的な関係づくりの機会を提示する組織同士が相互に接続されたエコシステムの相互関係の中で、自組織をうまく動かすことを意味します。

 組織はビジネスエコシステム内に存在します。
 これは、パートナー、サプライヤー、協働者、競合他社、顧客、地域社会、および、所属する業種や業界の内外の関連組織を含む組織のネットワークです。この大規模なシステム内では、機会が生じてニーズが変化するにつれて、組織間の役割が流動的になる可能性があります。

 ビジネスエコシステムにとって、総合とは、自組織をより大きな全体の一部として理解することを意味します。

 ビジネスエコシステムには、パートナー、協働者、競合他社、顧客、地域社会、伝統的には協働者とは考えられなかった組織を含むその他の関連組織に対して自組織が提供し、そしてそれら組織から自組織が必要とする、主要な属性が組み込まれています。

★★

 「伝統的には協働者とは考えられなかった組織」を協働者として、世の中に価値を提供していく。具体的な事例で考えていくと、理解できるかもしれません。

 

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