時代の流れの中で捉えること。。。KSBS#4からの学び
経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」の第4講座は、オンラインとリアルで12月2日に開かれました。いつもは第二水曜日ですが、今回は特別です。
第4講座は「イ・ショク・ジュウが変わった!」と題して、戦後の高度経済成長期から現在までの事業環境の変化を5つの段階に分けて捉える試みが、高梨智弘講師から紹介されました。
5つの段階の説明の前に、大きな流れを捉える図が示されましたが、そこにボルドリッジが登場します。
(1)では、日本のこれまでの70年の時代の流れを概観します。品質競争の時代、すなわち品質が良ければ売れる時代から、品質だけではない、別の新たな評価基準によってお客様が製品・サービスを選ぶようになってきました。
デミングサイクルPDCA、高梨サイクルSPDLIは、別のnoteで紹介したマネジメントサイクルの進化です。
赤字で示された「機械システム重視から、社会システム重視へ転換できるか?」が、高梨講師の一番のメッセージです。ここにこれからの成功のカギがあると考えられています。
(2)は、日本とアメリカの比較を通した概観です。
日本のTQCやデミング賞などすぐれた品質を生み出す仕組みを参考にして、アメリカ(米国)はマルコム・ボルドリッジ国家品質賞を制定しました。図で「経営品質 アメリカ」とあるのがそれです。
マルコム・ボルドリッジ国家品質賞とその審査基準を活用した組織力向上プログラムが米国の組織の競争力を向上することを見て、日本を含む世界各国が同様のプログラムを立ち上げました。日本では、日本生産性本部が運営する日本経営品質賞がそれにあたります。
ちなみに、講師の高梨智弘氏は、この日本経営品質賞の立ち上げに関与されたメンバーの一人です。
時代の流れを概観することで、現在の立ち位置を確認します。
そのうえで展開された、5つの「イ・ショク・ジュウ」については、また改めて(自身の理解を深めて)紹介したいと思います。
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経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」は、2020年9月から毎月(主として)第二水曜日に、東京・永田町の衆議院議員会館(時々参議院議員会館)の会場とオンライン(ZOOMおよびDVD視聴)で開催しています。
ボルドリッジに関連するテーマも多いので、このブログでも紹介しています。
次回、第5講座は、2021年1月13日(水)に「DX時代のloT・AI・ビッグデータを感じられるか?」をテーマに開かれます。近くなりましたらまたご案内いたしますが、興味のある方は、Facebook/経済産業ビジネススクールをご覧ください。
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