![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23397898/rectangle_large_type_2_334fde06d1f6af21be66658a1cc8d776.png?width=1200)
周りの人との距離をリアルタイム表示するカチューシャを作ってみた [2020/5/17 プロトタイプ作成]
最近、コロナ対策のために「ソーシャル・ディスタンス」を守れと言われますが、実際にどれくらい開ければよいのかはあまり分かりません。実際、レジ待ちの行列などでは普段どおりの対応が見られます。そこで、今回、楽しみながら周りの人との距離をリアルタイム表示できるアクセサリーを作ってみました。
まずはデモ動画をご覧ください。人に見立てたカンバンに近づくに連れ、頭上のカチューシャに表示されている色が変わっていきます。(これはプロトタイプのプロトタイプなので挙動は変わる可能性があります)
【2020/5/11 更新】
プロトタイプに人感センサ、自動回転機能を付けて更新しました。これにより前方180度の人がいる場所に絞って距離を検索できるようになりました!
数日以内に完全なプロトタイプ2号機を公開しますのでもうしばらくお待ちください!
【2020/5/17 更新】
プロトタイプ2号機公開しました!!
ハードウェアについて
カチューシャには、ダイソーの300円折りたたみヘッドフォンを使用しました。利用者に応じて調節しやすく、測定機器を付るスペースが確保できるためです。
距離計測用に超音波計を1つと距離の表示用に3色のLEDを4つ、これらの制御のためにArduino Nanoを使用しています。
これは、プロトタイプのプロトタイプといった段階の試作品です。これから、人感センサーを併用することで認識の精度を上げていきます。また、テープLEDや7セグメント、音などを利用するして、より直感的かつ分かりやすく離れるべき距離を伝えられるよう検討する予定です。
ソフトウェアについて
今回は様々な出力方法に対応するため、「クリーン組み込みアーキテクチャ」を利用して開発していきます。現在のコードは、アーキテクチャなしで超音波計のサンプルコードをほぼそのまま利用していますが、このままではアウトプットの表現方法が増えるたびに実装が煩雑になってしまいます。
今回はクリーンアーキテクチャをベースにハードウェア依存部分を切り分けることによって、機器からの表示端末へダイレクトな出力からネットワークを通じた出力まで包括的に対応出来るようにする予定です。
詳しくは、プレゼン資料もご覧ください
#会津大学 #UnivOfAizu #ハッカソン #online_hackathon
※ スライド中の写真・イラストは、2枚目「https://corp.rakuten.co.jp/social-distance/」、6枚目「いらすとや」、10枚目「いらすとや」及びコモンズクリエイティブからの写真(ESP32とウェアラブル端末)を使用しています。いずれも非商用的な利用やコロナ啓発目的の利用が許可されている素材です。