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お部屋の防音性の確かめ方~内見時の防音性チェックポイント大公開~

理想のお部屋探しにおいて、
防音性の高さを重要視する方は多いのではないでしょうか?

物件の周辺環境で左右される部分もありますが、建物自体の構造や間取り、近隣住民の生活スタイルなど様々な要因によって発生する騒音トラブル。

実はマンションで発生するトラブルの中で最も報告が多いのが
居住者間のトラブルで、具体的なトラブルの内容の調査では
生活音のトラブルが最も多いことが分かっています。
(平成30年度マンション総合調査結果より)

戸建て住宅の場合でも近隣住民による騒音の被害が報告されており、
生活音によるトラブルは多くの方を悩ませる問題です。

ですが、建物の構造や間取り、部屋の位置などから
防音性の高さをある程度見極めることができます。

今回は建物の構造ごとの特徴や、
内見時にチェックすべきポイントを解説します!
ぜひお部屋探しの参考にしてみてください!


1,建物構造ごとの特徴と防音性

一般的に壁が薄い=防音性・遮音性が低いということが言えます。
壁の厚みは建物構造によってある程度決まっているため、
物件の構造を確かめてみるとある程度防音性の良し悪しが分かります。
構造ごとの壁の厚さを見てみましょう。

建物構造ごとの壁の厚さと防音性

建物構造の中で最も高い防音性が期待できるのは
「鉄筋コンクリート造」です。

鉄筋コンクリート造では壁や床に使用されたコンクリートによって
音が漏れるのを防ぐことができます。

最も防音性に不安があるのは木造の住宅。
木材にはコンクリートのような遮音性はないため、
木造アパートなどでは周囲の生活音が気になったり、
反対に自分も生活音をあまり出さないように
注意を払いながら生活をする必要があります。

鉄骨造は木造より強度は高いものの、
防音性という点ではあまり木造と違いはありません。

同じ鉄骨造でも軽量鉄骨造と重量鉄骨造では、
重量鉄骨造の方が鋼材の厚みがあるため防音性が高くなります。

このように建物の構造によって防音性に差があるため、
物件探しの際にもその点に注意して探してみるのがおススメです。

お部屋探しサイトでも基本的に構造の記載がありますが、
分かりにくい場合には担当者に聞いてみましょう。

2,内見時に壁の厚みを確かめる方法とは

先にも述べたように、
壁の厚みは建物構造によってある程度決まっています。

しかし、間取りなどの条件によっても防音性には差が出る場合があります。ここからは内見時に壁の厚みを確かめる方法を解説します。

①隣室の玄関ドアとの距離を確かめる

隣の部屋の玄関ドアとの間の距離を意識して確認したことはありますか?

玄関ドア同士の距離が近い場合には、部屋同士の距離が近く、
壁が薄い作りになっている場合が多いです。

②壁を軽く叩いてみる

壁を叩いた時の音で壁の防音性を確認することができます。
壁を叩いた時に軽く、裏側に響くような高めの音がする壁は防音性が低く
防音性の高いコンクリート壁であれば
中身の詰まったような重い音がします。

建物自体が鉄筋コンクリート造であっても
部分的にはそれ以外の素材が使われている場合もあるので、
どこか一方の壁だけでなく四方の壁で確かめてみてください。

※隣室に居住者がいる場合は迷惑がかかる可能性があるので、
このようなチェックを行いたい場合は
事前に担当者に確認をとった上で実践してください。

③部屋の中央で手を叩く

部屋の真ん中で手を叩き、音の反響があるかどうかで、
外に音が漏れてしまっているかを確認できます。
手を叩いた時の音が反響しない場合は
壁の外に音が漏れてしまっている場合があります。


3,防音性の良し悪しは壁の厚さだけでは分からない?

防音性の高さは壁の厚さだけでなく
その他の要因によっても大きく差が出ます。

たとえ鉄筋コンクリート造で防音性の高いつくりの部屋だったとしても、
周囲に大きな音の出る施設がある、繁華街が近い、
交通量が多いなど物件周辺の環境による騒音や
近隣住民の生活スタイルによっては生活音が
気になってしまう場合もあります。

壁の厚さ・建物の構造以外に、
内見時に確認しておくべきポイントを紹介します。

①窓ガラスの防音性

幹線道路や線路沿い、空港が近いなどの騒音リスクのある物件では
二重サッシや防音ガラスが採用されていて、
あらかじめ防音対策がなされていることが多いです。

騒音リスクのある場所の物件では
そのような対策がきちんと取られているかを確認しましょう。

②玄関ドアの防音性

1Rの間取りの場合、玄関から居室が直で繋がっているため、
玄関ドアから外へ生活音が漏れてしまっていたり、
反対にドアの前を他の居住者などが通る際の物音が
居室内にも聞こえてきてしまう場合があります。

内見は基本的に物件の担当者と同行していくので、担当者に頼んで、
玄関ドアを隔てて居室内外からの音の聞こえ方を
確認してみるのがおススメです。

③周辺環境が騒がしくないか

音に敏感な方は近隣住民の生活音だけでなく、
近隣の店舗の音や学生の声などでも気になってしまうと思います。
そのため物件周辺の環境を確認しておくこともとても大切です。

特に飲食店の多いエリアは夜中ほど騒がしくなる場合もあり、
内見に行った時間帯では分からないこともあります。

周辺環境の調査も兼ねて、近所を歩いてみたり、
担当者に車で道案内してもらったりしましょう。

④部屋の位置を意識する

これはお部屋探しの段階で条件として設定しておく内容になりますが、
お部屋の位置はとても重要。

例えば角部屋であれば隣り合う部屋が一つなので、
近隣住民の生活音の影響を受けにくいです。

反対に自分の足音や生活音が他の部屋に響いてしまうのが心配な場合は、
1階のお部屋、または階下が店舗や
共用部分にあたる部屋を選ぶと安心です。

4,まとめ

お部屋探しにおいて防音性を重視する方は多いと思います。

実際引っ越してそこで生活をするようになってから近隣の騒音に気付き、
悩まされた経験がある方も多くいらっしゃいます。

なるべく物件探しをしているときや内見時に
確認すべきポイントをチェックしておくことが大切です。

今回はお部屋の防音性の確認方法について、
特にマンションやアパートのお部屋探しや内見時に
チェックできるポイントをメインに紹介しましたが、
建売の戸建て住宅を購入する際やマイホームを建設する際にも
活用できるポイントがあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


グピカホームでは
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