競馬

昔はこの言葉を聞く度にネガティブに感じていました。

・X(競馬)＝Y(ギャンブル)
・Y(ギャンブル)＝Z(お金がかかる、依存性)
・Z(お金がかかる、依存性)＝N(ネガティブな印象)

こんな感じの方程式を頭の中で省略し
X=N
つまり

"競馬＝ネガティブな印象"

という答えが常に頭の中にはありました。

※
こんなにアルファベットに意味を持たせない方程式は世界初かもしれない。

その為、ギャンブルというものは一度もやらずにすくすくと育ってきたのですが、、

数年前に競馬場に行く機会があり、せっかくということで1000円くらいの範囲で遊びました。

皆さんはビギナーズラックというものを聞いたことがあるでしょうか？
(皆さんって誰や。誰も見てないやろこんな記事と関西弁の人の声が頭に響いています。)

ビギナーズラックとは初めてやった賭け事などで簡単に勝ててしまうことです。

その日、競馬場で買った競馬新聞に挟まっていた予想シートの予想通りに買ったら4点だけで三連単を当ててしまったのです。
当てたと言っても予想家の予想に乗っただけですけどね。

※
この日買った競馬新聞には予想家が予想した全てのレースの予想が入っていました。
通常の競馬新聞に入っているのかはわかりません。

三連単･･･
1着～3着までを順番で当てる馬券の買い方

例)三連単を4番-2番-6番(これで1点)で買った場合
4番-6番-2番の順でゴールした場合はハズレになります。

ちなみに
①4-2-6
②4-6-2
③4-3-8
④4-2-8
これを買ったら4点になります。
三連単を当てるのは意外と難しいのです。

(おまけ)
三連複というものもあり、こちらは馬番が3つ当たっていれば当たりになります。
4-6-2の着順だとしても
2-4-6を買っていれば当たりです！
こっちの方が当たりやすいですが、払い戻し金額が少ないというデメリットともあります。
上手くできていますね。馬だけに。

ここで笑った人はゲラです。
みんなを幸せにする人です。自信もってくださいね。

三連単を当てたことはもちろん嬉しかったのですが、競馬場は思ったよりも広く、色々なイベントも行なっていることを知り、馬券を買う以外にも楽しみが沢山ありました。

競馬新聞を買ったら飴も一緒にくれたり(その時は確かあわ玉とパインアメ)、その時は冬だったからか、イルミネーションやクリスマスツリーもありました。

そして競馬場内には食事ができるお店もあり、その時は串焼きを食べましたね。
うどんやそばもあったかと思います。
馬券の購入金額の合計が～円以上で福引とかもできた気がします。

当然コロナ前の事でしたので平日なのに、かなりの人がいました。
そしてなにより感動したのがパドックです！

パドックでは沢山の馬を間近で見ることが出来ました。
毛艶の良い馬や暴れている馬、陰部が大きな馬、う〇こをしている馬など様々でお馬さんがとても可愛く見えました。

ここでnoteの規約見てたらかなり時間かかりました。不適切になったら嫌なので。

パドック･･･
次のレースで走る馬を観察できるスペース。
馬はレースする場所とは別の場所でレース前にスタッフに引かれながら周回をします。
この時にあの馬は調子よさそうだとか、あの馬は暴れているだとか、各馬を見ることが出来るのです。

そしていよいよレースが始まる数分前には、会場内に投票締切のアナウンスが流れ、ほとんどの人がレースの見える場所へと向かうのです。

初めてということもあり、少し後ろで見ましたが最前には馬の写真を撮る人、いかにも競馬場慣れしているような人(鉛筆を耳にかけてるような人とか)、競馬初心者(自分含め)、様々な人がいました。

レース直前に流れるファンファーレ。
この音を生で聞けたのはちょっとだけ嬉しかった。

そしてスタート。

馬の足音は思ったよりも大きく、思ったよりも小さい気もしました。

競馬場には様々なコースがあり、その競馬場によって芝だったりダート(土)だったり坂があったり、レースによっては距離が長いとか短いとか、その馬によって得意不得意のコースがあるようです。
なかなか奥が深い。

その日はダートだったのですが、砂が結構舞ってた気もしたような、しないような。

最後の直線、そこで会場の人たちの声が響き渡ります。

うぉーーーー！！うぉーーーー！！みたいな

馬を応援している声。
あれがライブだよなと思いましたね。


レースが終わったあとに悔しがっている人、雄叫びを上げてる人、馬券を上に投げてる人、地面にひれ伏してる人。
その仕草や表情を見るだけで勝ったか負けたかがわかりました。

その会場に行かないと感じられない感覚、楽しさ、景色。
あれはまさにライブと同じでしたね。

そんなこんなでその日は少し勝ち、競馬は簡単だなぁとか余裕をぶっこいてましたが
昨年から本格的？に競馬を始めてみると本当に難しい。
負け続けています。
勝てる人は本当に凄いと思いましたね。
予想家に乗っかるだけじゃ勝てないことがわかりました。笑

そして今までギャンブルをやって来なかったので、ギャンブルの怖さを感じてみたいというのも競馬を始めたきっかけの一つでした。

ギャンブルを始めて感じたこと。
負けるとこの負けを取り戻すまでは辞められない。
勝つとこれだけ勝ったから次も多めに賭けてどんどん増やそう！
また負けた。今までの負けを取り返すまでは…
という繰り返しです。

そう、なかなか勝てないのです。
それでいて辞められない。
これは本当にまずいのでこの辺で辞めようかと思います。

競馬は楽しいけどお金が無くなる。
儲けようとしてやるのはダメかなと思いましたね。
好きな馬を応援しよう！っていう感覚や
ゲームセンターでゲームをする感覚で賭けるのが丁度いいのかなと思います。

それじゃあ儲けられないの？っていうとそうでも無いと思いました。
競馬で勝つためには相当運がある方か予想家のように分析できる方、そしてお金を沢山持っている方でないと難しいとは思います。

相当運がある方は自分の運を信じて当て続けましょう。
そして現在まで見てきましたが、予想家の方はあらゆる経験、データ等で5割～7,8割は当てられると思いました。

そして最後にお金を沢山持ってる方についてですが、競馬をしてみて思ったのは、お金が沢山ある方はかなりの確率で勝てるということです。

もちろんテキトーに買っていたら勝てません。
自分の力では無理でも無料で予想してくれる方に乗っかる事である程度当てることは出来ます。
ただ、お金に余裕がない場合、直ぐにお金は無くなります。
予想家が予想した馬が確実に来る訳では無いですが、必ずどこかで当たります。
その当たる場所に相当な額をつぎ込むのです。
もちろんタイミングはあります。
そのタイミングが来るまでにお金が尽きなければ勝ちです。
そう、まさにギャンブルですね。

当たりは絶対くるけどいつ来るか分からないあの感覚が依存性を引き起こします。
次は来るはず、次は来るはず、また来ない…
ここで点数を増やすとマイナスになるから減らしておこう。
まじかよ！！点数減らさなければ万馬券当たってたじゃん…！！
とか
こんなにお金をかけたんだ、もうあとには引けない…！次こそ…！！

こうなってしまう前にハマらないことをおすすめします。
少額で遊び程度がきっと一番楽しいです。


予想家さん曰く16頭中7頭くらいには絞れるらしいです。
そこから組み合わせを考えて当たった時にプラスになるか等を加味して
なるべく少ない点数で当てる。
当てても買った金額を超えなければマイナスなので意味が無いのです。

競馬で勝ってもマイナスになる事をトリガミというみたいです。
本当に難しい。

生きてるとトリガミみたいなことよく起きますよね。
・めちゃくちゃ働いてるのに全然働いてない人が自分よりも評価されたり
・高いメロンを買ったのに半分腐ってたり
・安売りしてたタマゴを家の前で落としたり
・バレンタインのお返しを1月とかからずっと考えてたのに全然チョコレート貰えなかったり
これは違うか。

やべ、もう4時じゃん！
寝るまでの暇つぶしに書いてたのに何時間使ってんだか…
まさにトリガミだわ。

おやすみなさい。