Goodpatch Anywhereには仲間がいる。フルリモートのプロジェクトマネージャーが信じるコミュニティの力
今回インタビューしたのは、2017年に独立し、現在Goodpatch Anywhere(以下、Anywhere)にもプロジェクトマネージャーとして参画する椎野 丈海。正社員、フリーランスでの半常駐やフルリモートなど多様な働き方を経験してきた彼だからこそ語れる、Anywhereの個性について聞いてみました。
様々な働き方から見つめた、自分自身の働き方
プロジェクトマネージャー(以下PM)として仕事をし始めたのは、2社目の時です。初めはWebディレクター・プロデューサーとして案件に携わっていたのですが、大きな案件でPMとしてアサインされるようになることが増えていきました。その後、SNS運営の会社を経て、SlerとしてBtoBの受託開発をしていた会社に転職しました。そこでは、コーポレートサイトをハブとして見込み顧客を獲得することを目的としたサイト運用、マーケティングオートメーションの導入、PDCAの改善をしながらのチーム運営などを担いました。
面白い経験としては、オウンドメディアの編集長を担当していたことです。新しい働き方をテーマにしたメディアで、リモートワークを取り入れたいクライアント向けのブランディング施策の一環です。新しい働き方を導入している企業に取材に行ったり、記事を編集したりしている中で、その取り組みにとても刺激を受けました。社員として1社のプロジェクトに関わる働き方でいいのか、ということを考えさせられましたね。
その後フリーランスとして働くようになりました。最初の半年は、半分はクライアント先に常駐、半分はリモートという働き方でした。ですがフルリモートではなく、打ち合わせの時はクライアントのところに行くという働き方です。その後、某通信会社のアプリのフルリニューアルのプロジェクト等、1年ほどフルリモートでPMとして働きました。
Anywhereには、昨年の5月からPMとしてジョインしています。Wantedlyで「業務委託案件」「フルリモート案件」で探していたところにたまたま見つけて。Goodpatch自体は有名な会社ですからもちろん知っていたのですが、フルリモートのチームがあるんだと、軽い気持ちでエントリーしました。UI/UXデザインのリーディングカンパニーとしてのGoodpatchの知名度から、そういう企業が持っている案件をやれるんだという思いと、ワークショップも含めた案件をフルリモートでどうやってやっていくのかというところにとても興味があったのです。「デザインの力を証明する」というビジョンにも大変共感しました。
フリーランスの集合体とは一線を画すAnywhereコミュニティ
Anywhererにジョインして一番変わったことは、一人じゃないということです。独立してからすべて一人で進めていた時はとても孤独感がありました。物理的に通勤しなくてよくなった分、会社の仲間と顔を合わせることも無くなりますし、偶発的に他の部署の人から刺激や影響を受けることもない。当たり前ですが、ランチや飲み会など突発的な触れ合いもなくなってしまいました。実際に顔を合わせてのコミュニケーションで言えば、Anywhereももちろんないのですが、Anywhereにはしっかりとコミュニティがある。コミュニティは仲間と言えると思いますが、仲間感が強いんです。もしかすると会社員の時の方が自分の部署やチームの人としか話していなかったかもしれません。例えばAnywhereには“Skack留学”という文化があり、他のプロジェクトの人もチャンネルに参加して情報交換をしたりアドバイスをしあったりできるんです。これまでフリーランスでやっていた時は、わからないことを誰にも聞けない環境でした。フリーランスはある職域のプロとして見られてしまうので、立場上もブランディング上もなかなか相談できないという状況があります。かつて、もう一人フリーランスPMの人とチームを組んで仕事をすることがあったのですが、同じ職域のPMの人には相談や質問はできない空気でしたし、デザイナーの人にも相談しながら進めたくてもできない不自由さもありました。Anywhereのコミュニティに入っているフリーランスとそれ以外のフリーランスでは「チームでやるんだ」という空気感が違うと思います。
また、Anywhereのコミュニティとは、単純な雰囲気や空気感ということではありません。ツールやその運用がとても整備されており、ジョイン後ほどなくして馴染める環境です。メンバーそれぞれが離れて作業していても、Figmaで同時に進められたり、Discordでゆるく会話したり、きちんとしたミーティングならZoomで、など目的に合わせたツールが用意されていますし、運用面のナレッジやTipsがきちんと蓄積されています。実際、Anywhereで使ったツールを自分の案件にも応用しています。
ツールを使ったコミュニケーションの量や密度はもちろん、コミュニティマネージャーが緩やかにコミュニティを見守っていてくれることも安心感を増長する要因だと思います。
会社員もフリーランスも経験したからこそ「Anywhereにはデメリットがない」と言える
私は会社員、半常駐、フルリモートと経験してきたのでそれぞれのメリットやデメリットを感じています。
会社員のメリットは案件がなくならず、その場で顔を合わせられる仲間がいるので孤独感がない、わからないことも相談しやすいメリットがあります。一方で、案件が断れないというデメリットもあります。
フリーランスの場合、断るべき案件は断ることができる自由度があります。半常駐の場合は、案件は選べるけど正社員をやめたにも関わらず、場所や時間に縛られてしまう制限がある。そして、フリーランスの最大のデメリットはやはり孤独、相談する相手がいないということです。
これらのことを経験した上で言えることですが、Anywhereにはデメリットがないんです。コミュニティの安心感、ツールとしっかりとした運用によって「一人」から「チーム」でのコミットになります。またそのチームを構成するメンバーの多様性も非常に豊かです。社長をされている方や有名なデザイナーの方など、それぞれの職域のプロが集まっている。そしてメンバーひとりひとりが、「デザインの力を証明する」というコンセプトに共感して集まってきているため、デザインに対する思いが熱いんです。私は普段はあまりエモーショナルな性格ではないのですが、メンバーの熱い思いには心を強く動かされています。
Anywhereでのフルリモートの経験はこれまでの経験とは異なるので、今後もツールなど駆使してより良い進め方や成果の出る進め方を考えていきたいです。より良いプロジェクトデザインを構築し、そのナレッジをどんどん他の案件にも還元していきたいです。還元はAnywhereの文化のひとつでもあるのですが、それによってAnywhere全体がさらに素晴らしい成果を得られるようにしたいと思っています。
私は、Goodpatchの掲げる「デザインの力を証明する」現場にこれからもい続けたいという思いが強くあります。また、Anywhereの様々なツールを使っての働き方はIT業界の中でも特に進んでいると思います。これからAnywhereの働き方がどんどんと伝播していくと信じているので、そうなった時に世の中がどう変わっていくのか、最前線で見ていたいですね。
Goodpatch Anywhereでは、一緒に「デザインの力を証明する」メンバーを募集しております!インタビューを読んで少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。