「世界中にいるメンバーと刺激的な仕事ができる」時差約8時間のポーランドにいながら理想のライフワークを実現。
Goodpatch Anywhere(以下、Anywhere)でUIデザイナーとして働くKaho。海外での生活も長く、現在はポーランド在住です。2018年8月のAnywher立ち上げ当初から関わっている彼女は、時差が7〜8時間あるポーランドにいながら「デザイナーとして理想のライフワークが実現できている」と話します。現在の働き方や、理想のライフワークを見つけるまでを訊いてみました。
理想のライフスタイルを追い求めて海外へ
わたしは最初からデザイナーになりたかったわけではなく、ファッションスタイリストを目指して服飾系の専門学校に通っていたんです。でも実際にスタイリストアシスタントのアルバイトをしてみると想像以上に過酷で。好きなことをしているのだから多少大変なことや理不尽なことがあっても我慢するべき、という考え方に疑問を持つようになりました。
そこで、仕事や働き方について考えているうちに、スタイリストという職種にこだわるよりも、好きなことをして正しく対価をもらえること、自分の納得できる環境で働くことを重視しようと思うようになりました。それを日本で実現させていくイメージがあまり持てなかったので、海外に行くことにしたんです。最初はカナダに1年ワーホリで行って海外の暮らしを体験し、そのあとはロンドンへ行きました。
ロンドンのデザインカレッジでの濃い学び
ロンドンでは短期のデザインカレッジに通いました。大学に通うことも考えましたが学費が高かったので、短期でしっかり勉強ができて、手に職をつけられるものとして、カレッジでデザインを学ぼうと決めました。もともとパソコンでサイトを作ったり、何かをデザインすることが好きで、没頭できるものだったんです。
カレッジは月〜金曜日の朝から夕方まで授業があり、課題も多く、その期間は他に何もできないほど濃いものでした。幅広くデザイン全般を学ぶ中で、ビジュアルで魅せるデザインよりも実際に人が触って評価されるデザインを作ることに対してやりがいを感じたので、UIデザイナーになろうと決めました。そのままUIデザイナーとしてロンドンの会社に就職したのです。
結婚を機に移住、会社員からフリーランスへ。初めて感じた壁
ロンドンの会社員時代は、iOSとAndroid両方のアプリケーションのデザインを担当しました。チームでゼロベースからのサービスの立ち上げを経験できて、とても楽しくてやりがいを感じていました。社員同士の仲もよく、有給も年に4週間と理想の環境でしたが、結婚を機にポーランドに移住し、その流れでフリーランスのデザイナーとしての活動が始まったんです。
フリーランスになると、会社員時代との違いを大きく感じました。フリーランスではゼロから関わることは難しく、どうしてもプロジェクト後半のフェーズにしか関われなくて。チームを組んでも私だけリモートで、雑談に自分だけ参加できないのでメンバーとの距離感が縮まらなかったり、そこから情報共有漏れが発生したり、もどかしさやコミュニケーション不足を感じることも増えました。
自分が関わるより手前のフェーズで「もっとこうしたらサービスがよくなるのに...」と思っても、どうすることもできずに諦めるしかないことも多くありました。要件定義や情報設計の段階から関われたらと思っても、予算や納期の壁も厚く、やれることが限られていました。1人じゃ何もできないんだと実感したと同時に、やはりチームの一員としてプロジェクトの初期段階から向き合っていくのが、自分の理想の関わり方だと思ったんです。そのためには、また会社員に戻るしかないのかなと思っていました。リモートかつフリーランスとして深く関わるのは、難しいんだろうなと。
「日本の案件を経験したい」Anywhereとの出会い
フリーランスを続けるか、会社員に戻るか考えていたときに、偶然Anywhereの求人を見つけました。「全員フルリモートのチーム」というワードに惹かれ、こんな働き方が本当に実現するなら最強だなと感じたことを覚えています。
ちょうどこの頃、ヨーロッパの案件にデザイナーとして入っていると、「日本のデザインならどう考えるの?」と聞かれて、答えられなかったことがありました。日本人ですがロンドンでキャリアをスタートしたので、日本企業との仕事をしたことがなかったんです。AnywhereはGoodpatchのフルリモートチームなので、海外にいても日本企業をクライアントに仕事ができるため、自分の引き出しを増やせることも魅力だと感じました。
7~8時間の時差でも協力し合えるAnywhereの文化
Anywhereにジョインして一番驚いたのがカジュアルで柔らかい雰囲気です。心理的安全性が高いので、どんなことも提案しあえて気軽に発言できる関係性がすぐに作れましたね。今のような1on1やメンター制度はなかったのですが、それでもやりやすいと思えました。
フリーランスで働いていた頃は表層のビジュアルデザインのみを担当することがほとんどで、それがとにかくつらかったんです。Anywhere内にはUXデザイナーもエンジニアもいて、チームを組んでやれるのでデザイナーも要件定義や情報設計の部分から関われます。見た目を美しくするだけではなくて、ユーザーにとって本当に良いものを作るための議論に関われるのはとてもやりがいがあります。
ポーランドで働いてると日本との時差が7~8時間ありますが、日本の15:00~16:00くらいから私も稼働し始めるので、一緒に作業をしたりミーティングをする時間もしっかり取れています。急ぎの修正がある場合など、日本のメンバーが残業しなくても私が巻き取れるメリットもありますね。
Anywhereには私の他にドイツやオランダで働いているメンバーもいるのですが、みなさん時差のある中でも、しっかりコミュニケーションを取りつつプロジェクトに向き合っています。ボイスチャットができるdiscordを繋いで会話しながら各自で作業したり、ときには雑談をしたりできますし、プロジェクトの情報共有はFigmaやmiroを使ってリアルタイムにできています。チームでパートナーとプロジェクトの根幹から関われることは、自分のデザイナーとしての理想のあり方だったので、やりがいも感じます。
「刺激的な環境」Anywhereの魅力とは
Anywhereには、様々なバックグランドのメンバーがいて常に刺激を受けています。例えばフォントの知識がすごいデザイナーや、アクセシビリティに詳しい人、ファシリがめちゃくちゃ上手い人など、そういった人たちと一緒にプロジェクトに取り組むことでの学びが多く、自分ももっと頑張らなければと感じますね。会社を経営していたりフリーランス歴が長い方も多く、自走力のあるメンバーばかりですごくやりやすいです。
イギリスでの会社員時代はいろんな国籍のメンバーがいて刺激的でしたが、Anywhereではプロジェクトごとにメンバーが変わるので常に新しいものを他のメンバーから学べる機会があって、他にないくらい刺激的な環境だと思います。
好きなことで生きていくこと、好きな場所で生きていくこと。どちらも妥協せずに実現できているのはAnywhereだから。今の環境をしっかり活かして、もっと成長していきたいです。
Goodpatch Anywhereでは、一緒に「デザインの力を証明する」メンバーを募集しております!インタビューを読んで少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。