時は2024年、ネウロを読んだ。

※魔人探偵脳噛ネウロのネタバレを含みます。

こんばんは。
魔人探偵脳噛ネウロ、知ってますか。暗殺教室の作者の松井優征先生のデビュー作。
逃げ上手の若君がアニメ化されたことで知ってる人も多いかもしれないですね。

私は小学生の時に初めて暗殺教室を読み、脳天をぶち抜かれたような衝撃を受けました。
ジャンプの漫画は読んだことがなく、叔父が貸してくれたので読んでみたらとんでもない。これまでたくさんの漫画や本を読んできましたが、あれほどに衝撃を受けたものはありません。

人生で何度読み返したかもわからない。何度読み返しても同じところで泣いてしまう。そしてところどころに散りばめられた小ネタに笑う。
暗殺教室はやっぱり南の島で殺し屋3人と対決するシーンが好きですね。あと、渚の両親の話。
皆さんも好きなシーンがあったら教えて欲しいです。

さて、ネウロについて。ネウロは存在自体知っていましたが怖そうで見てませんでした。
ドーピングコンソメスープは知ってた。
大人になって漫画アプリで読んでめちゃくちゃ面白いことに気づいてはいたのですが、なぜかなかなか買ってなかったんですね。なのでもう全巻買いました。遅かれ早かれ買おうとは思っていたんですよ。
そして二日で読みました。本当は一日かけて読みたかったけれど大学があったので、日を跨いで。
改めて最後に出た感想が「松井優征先生、とんでもねえな…」でした。
松井優征先生の作品だけで二リットルは涙流してる気がする。
月並みな感想しか言えませんが、本当に本当にとんでもなかったんですよ。

最終話を読んだばかりなのでそっちに脳が引っ張られているのですが、私はネウロが弥子に対して怒ったり拗ねたりするようになっていたことにめちゃくちゃ感動しました。だってそんなことしなかったじゃないですか。そんなあからさまに怒ること今までなかった。
好きの反対は無関心とはよく言いますが私はそう思っていません。
好きの反対は嫌い。無関心の反対は関心がある。それだけです。好きも嫌いも、関心がない限り出てこない言葉なので。
弥子とネウロの関係性は、少なくとも無関心ではなくなっていたのだと思いました。だって一巻の時点で弥子が本気で辞めると言い、あの勢いで飛び出しても、ネウロは怒ったりしないと思いますよ。私は。
23巻の間に築き上げたものだなと思います。それはもちろん弥子とネウロだけではなく、他のみんなとも。個人的には弥子とアヤの関係性が好きです。

私が1番泣いたのは、やはりXが亡くなるシーン。笹塚刑事とX、あの一瞬の2人の思いは当時16歳の弥子に背負わせるにはあんまりにも重いと思うんですよ。でもそれでも弥子は受け止めて立ち上がった。

何巻だったか忘れてしまったのですが、もしかしたらネウロよりずっと弥子の方が強いのではないかみたいなニュアンスで語られてたシーンありましたよね。それを見てから、いつ弥子が本気で戦い、ネウロよりずっと強くなるのだとワクワクしていたんですが、読み終えて気づきました。弥子は最初から最後までずっと強かったんですね。だから一度出て行ってもまた戻ってきたし、魔界に帰る直前ネウロはあんなに無防備な姿で横にいられたんだと思っています。
ジャンプ脳な私は「一度敵になった奴が仲間になるの激アツ!!」と思っていましたが、それは全部弥子の人間性が関係していたんだと思います。だからこそ弥子がアヤに言った人間は磁石のようだという思いがより強いのかなと。

松井優征先生の作品は暗殺教室、ネウロと履修し、今逃げ若を少しずつ読んでます。
松井優征先生の作品は、ひたすら他者との出会いを大切にしてるように思えます。たとえそれが良い出会いでも悪い出会いでも、いずれ自分の一部になり、立ち上がる糧になるような、そんな経験を弥子も渚も時行もしているように思います。

あんまり面白いこと書けなかった。ネウロがめちゃくちゃ面白くて最高なのでみんな見てねと言う気持ちが伝われば嬉しいです。
キャラに幸せになって欲しいと願うのはオタクのエゴなのであまり言わないようにしているのですが、Xとアイ、どこかでまた2人で楽しくやっていて欲しいです。

今日おすすめの曲はSHE'Sの「追い風」。
ここまで読んでくれてありがとうございました。

あっ、良ければおすすめの漫画教えてください。

いいなと思ったら応援しよう!