近くて近い台湾 〜年末年始 台湾食べ歩き 千も千尋も神隠し!? 地獄の九份〜
こちらは2020年1月2日の台北です。
気温は日によってかなり変動するため、難しい季節かもしれない。私達の滞在中も、10〜20℃くらいの幅があった。
本日は薄曇りで、15℃ていど。日本に比べると大分暖かく、日が差すと、暑いくらいだ。
どのような格好で行くか悩ましいところだが、基本は薄手のものにし、重ね着できるようにして正解であった。思っていた以上に暖かい。
今日の昼食は、一度食べてみたかった火鍋を求めて、『老四川 台北南京店』へ。
かなりの人気店のようで、予約は必須。
地元のママ友会、カップル等々で盛り上がっていました。
ママ友会で、見たくもないカーストが透けて見えるのは万国共通か…
気を取り直して、お料理だッ!
突き出しから、四川してます。
色味ほどの濃い味ではないが、辛みはしっかり。
本番?の火鍋。
これぞ!!というルックスで、テンションが上がること間違い無し!!
鶏白湯らしきスープと、麻辣ゾーンの、素晴らしき対比!
この陰陽道の太極図の如き様。
言うなれば、
陰と陽、動と静、加藤あい と 加藤鷹…
絶妙なコントラストだ!
味ももちろん絶妙で、辛さの中にも薬膳の複雑な風味が漂い、奥行きのある味わい! 単に辛いだけではないので、台湾の料理の懐の深さを感じさせられる逸品だった。
デザートは燻製梅ソースのかき氷。字面からして斬新だが、味わいも斬新・・・ 燻した風味と甘味は、相性って・・・ 深く考えさせられたのだった。
要するにビミョーだったとは、言わないんだからね! フン!
念のため言っておくと火鍋の美味しさは特筆ものだったので、とてもオススメ!!
昼食後は、日本語添乗員付きのツアーで九份へ。
『千と千尋の神隠し』の舞台となった、あそこですな。(まあ、宮崎監督本人はそのようなことは言っていないという説もあるが)
バスは行天宮の近くから。
最近、九份の町中の混雑があまりに酷いということで、政府からの指示により、バスは町には直接は乗り入れられないことになったとのこと。
1時間ほどで、九份近くのバス駐車場へ到着。ここからさらに違うバスで10分ほど揺られれば到着なのだが、そのバスへ並ぶための行列がまあ、すごいこと。
大勝軒でも
これだけ並んでなかったんじゃねえのか!?
というレベル。
何というか、、、
『並んでないで、歩けばいいじゃん』
という、お年寄りの意向を無視した、身も蓋もない思いが一瞬頭をよぎる…
はっ…
45分は待ったと思うが、そこから先はキツいカーブの山道。ぎゅうぎゅうのうえ、悪ノリして回しまくっているコーヒーカップばりの遠心力を味わいながら、何とか到着。
ふぅ、これで何とかあの風景を拝めるのか・・・
と思ったのが、甘かった。大甘だった。
山あいの細道を抜けると、そこは人込みだった。
川端センセー!!泣
もう、本当に泣きたくなるレベルの大混雑。あったりまえだが、有名なお茶屋さんである『阿妹茶瘻』ももちろん大行列。というか、そういった観光スポット以前に、町を縦に貫く階段がメッタメタな人、人、人で、身動きがとれないくらい。
町中へ辿り着くまでに相当削られていたので、これにはかなりゲンナリさせられた・・・
HPは0に。
と、いうことで、『九份茶房』へ緊急避難。もちろんすんなり入れたわけではないが、店内で、座ってお土産用のお茶などを試飲しながら待てるので、先ほどの状況からすれば天国ですよ、天国!
なんたら烏龍茶と、烏龍茶チーズケーキなんぞを嗜む。
我々はサントリーに洗脳されているので、烏龍茶というと、ペットボトルに入った真っ茶色なもんが出てくると思ってしまうが、、、
こちらの烏龍茶は、非常に淡い緑色とも、黄金色とも言うべき色味で、美しい! 味わいも緑茶とジャスミン茶の中間のようで、飲みやすく、旨い。
これで焼酎割を作ったら、相乗効果ですごい美味しいんだろうなあ・・・
などと邪念に苛まれながらも休息し、生き返ったのだった。
宵の口の町中へ戻る。戦線復帰、というくらいの気迫が必要だ。状況はさらに悪化し、吐き気を催すレベルの人込みに・・・
何とか夜の町並みを見て回る。
こんなやつですな。
千と千尋感、出てまんなー!
まあ、これだけすんごい人込みだと、
千とか千尋とか
言ってるレベルじゃねえけどな!!
疲労困憊したが、まだまだ闘いは続く。
そう、帰りのバスも行列なのです。
くぅぅ~・・・泣
さすがに帰りのバスの車内では、皆さん爆睡モードでした・・・
わかる・・・ わかるよ・・・
バスは台北駅へ到着し、そこで解散。地下鉄でホテルへ戻ると、やや気力が回復したので、
臨江街夜市へ繰り出し、晩飯を調達!
入口にある、小籠包といより小肉まんといった風情の点心屋さんで買った肉まんが旨かったので、オススメ! これは並ぶ価値があります。
また、夜市の腸詰は、スパイスが利いているので好き好きあるだろうが、その場で焼いてくれるので、基本的に旨い! 見かけたら、一度は試してほしい一品だ。
夕食後は、疲れ切った脚を癒すべく、足裏マッサージ。
ホテル近くの『金都』へ。
夜市周辺のお店に比べると微妙に高いが、店内は非常に清潔感があり綺麗なので、納得できる。
さあ、いっちょ揉んでもらいますか、と思っていると、なぜか
ムッキムキの超マッチョなお兄さん
が登場。
『笑ってはいけない』シリーズの、罰ゲーム感が漂ううえ、握手の時点でめちゃめちゃ力強く、悪い予感しかしない・・・
・・・お兄さん? わたし、大丈夫だよね?
マッサージが始まると、、、
『ぎやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
という痛さ。痛いったら痛い。過去最高に痛い。
『笑ってはいけない』的な雰囲気なのに、
笑うしかないくらいに痛い。
人前でめちゃくちゃ痛いことをされると、
笑うしかなくなる
ということを知った四十路の冬・・・
『アッ、いてっ、アアー、いてーわ、
アハハ、アー、
いてーいてー、ワハハハ!!』
というような、確実にアレな人と思われるリアクションを続けているうちに、ようやく解放される。
💢こ、殺す気か!!
バラエティの要素が無いくらい痛かったわ!!
と思ったが、脚はとーっても軽くなっているではないか!!
お兄さん、ありがとう。
深謝神手兄貴・・・
などと、うさん臭い中国語を呟きながら、台北最後の夜を過ごしたのだった…
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