浜田麻里The40thAnniversary Tour "Soar" 全通観戦記 大阪フェスティバルホール
10/9 「大阪フェスティバルホール」
キャパ 2700人
天候 小雨
当日は小雨降る冷たい天候の中地下鉄で最寄駅の肥後橋駅を降り雨に濡れず直接会場に到着。
物販は長蛇の列で1時間半くらい並んで購入した。と麻里友(トモ)様からの報告があり、遠征組含めお馴染みのメンバーが集まるまで談話する。
大阪フェスティバルホールは正面に赤い絨毯がひかれた大階段があり雰囲気は抜群で気分も高まって来る。
音響も素晴らしく定評があるので期待大にして会場入りする。
まずはバンドメンバーを紹介したい。
ISAO(Gt)
BOH(Ba)
増田隆宣(Key)
中尾昌史(key、Manipulator)
絵里(Cho)
増崎孝司(Gt)
原澤秀樹(Dr)
前作「Gracia」から引き続きお馴染みのメンバー
新たな荒野を切り拓くのにテクニカルな演奏技術とパフォーマンスに人間性を信頼された素晴らしいバックバンドだと思う。
2階下手側の席に着席し開演を待つ。
開演の幕が上がるのを待ち侘びるオーディエンスが手拍子を叩く。
少し時間が押してまずはバンドメンバーの登場で歓声が上がり、麻里様登場で総立ちのオーディエンスの熱気が一気に上がる。
最新アルバム「Soar」から
"Dramatica"、"Diagram"へ続いたところでMCが入る。
「変化を強いられた数年だったかと思います。
大きな声を上げても大丈夫だろうか?
不安な方もいらっしゃるかと思います。」
オーディエンスの一部からは「全然大丈夫」との声も上がりストレートな大阪らしい雰囲気に
「私の方からはこうして欲しいとかの限定したことは何も申しません。私が皆様を全面的にサポートしますから最後まで楽しんでいってください。」とのお言葉にジーンと胸が熱くなる。
麻里様のMCは牧師や僧侶の説法を聞く感覚に近いと言えば分かっていただけるだろうか。
オーディエンスの我々を気にかけ心配し見守り、自ら道標となり導いて下さる存在なのだ。
拍手で迎えるオーディエンス。
今日も衣装は初日の福岡と同じ「Soar」のジャケットで披露されたロングドレスで美しいロングヘアの毛先がブルーに染め上げられており可憐でため息が出そうだ。
アルバム「Soar」から"NoblesseOblige"
"Prism"へ続いたところで照明が切り替わり1990年のアルバム「COLORS」から大槻啓之氏作曲の"Material World"で雰囲気が一変し30周年のベストアルバム「INCLINATION Ⅲ」に収録されてる曲 "Mirage"でうっとりしてたらMCへ
「昨今新しく若いファンも増えてるかと思いますが中心になるのはデビューからの方が多いかと思います。
避けようのない現実。
この時間になると腰がねー。」と
着席タイムへ
ステージではアコースティックギターが置かれ
増崎さんとのアコースティックで往年の名曲
"Paradox"が披露される。
息遣いまで伝わる様な信頼度抜群同級生コンビの息はピッタリだ。
「Soar」から"Last Leaf"をしっとりと聴かせて
"Escape from Freedom"でオーディエンスは総立ちに。
"Dancing With Heartache"を披露して麻里様がステージを後に
バックバンドのソロ演奏も初日福岡の手探り状態から脱したプレイで原澤さんのドラムプレイが圧巻だ。
"Tomorrow Never Dies"のイントロが流れると
シルバーのドレスにミニスカートロングブーツ姿の麻里様登場で会場の熱気が沸騰する。
新曲であれだけオーディエンスの拳を上げて熱狂させるなんてやはり神技でしかない。
続く前作「Gracia」の楽曲 "Black Rain"も破壊力抜群だ。
お馴染みのドラムが鳴ると歓声が上がる
"Blue Revolution"だ。
麻里様のコール&レスポンスは簡単では無いが必死で喰らいつくオーディエンス。
楽曲を作り披露するだけじゃなく
業界の不都合な真実や大人の不文律を変えようと
闘って来たのが浜田麻里って存在なのだろう。
2005年リリースのアルバム「elan」の楽曲 "Ilinx "へ続く流れで増田さんのソロが光る。
今夜は歌の入りもバッチリ修正される。
「Soar」から"River"、"Zero Gravity"では絵里さんのコーラスが絶品だ。
「Gracia」から"Right On"で一幕終了し
熱気が冷めやらないオーディエンス。
麻里コールと手拍子でアンコールを待つ。
ツアーTシャツに着替たバンドメンバーが登場し
歓声が上がる
絵里さんのハイトーンコーラスでアンコールの幕が上がる。
"999〜ONE MORE REASON〜"だ。
赤いツアーTシャツにショートパンツ姿で麻里様が現れると一際歓声が上がり総立ちに。
1988年ソウルオリンピックのテーマソング"Heart and Soul"を披露しオリコンチャート1位に輝いた
"Return to Myself〜しない、しない、ナツ"では貫禄たっぷりだ。
MCでは今年の夏は暑かったと述べられステージを後に
ダブルアンコールでは2010年リリースのアルバム
「Aestetica」から高崎晃氏がギターを担当した曲 "Stay Gold"が披露されコロナ禍を経て旧曲も
最新アルバムのコンセプト同様の意思を持って凛と輝く美しさを感じた。
今日はバランス良い音響でバックドロップにアルバムSoarをイメージとしたシンプルなセットにライティングが映えたが若干音像が尖って聴こえたが演奏は福岡よりも固さが消え堂々たるステージだった。
セットリストは初日の福岡と全く同じ。
浜田麻里 The40thAnniversaryTour“Soar”
1.Dramatica
2.Diagram
3.Noblesse Oblige
4.Prism
5.Material World
6.Mirage
7.Paradox(acoustic ver.)
8.Last Leaf
9.Escape from Freedom
10.Dancing With Heartache
11.Tomorrow Never Dies
12.Black Rain
13.Blue Revolution
14.Ilinx
15.River
16.Zero Gravity
17.Right On
〜 EN 〜
18.999~One More Reason~
19.Heart And Soul
20.Return to Myself
〜 W EN 〜
21.Stay Gold