#浜田麻里 The 40th Anniversary Tour "Soar" 全通観戦記
ツアー初日
福岡国際会議場から
2019年4月に開催されたデビュー35周年を祝う武道館公演から4年半の時を経て10月4日水曜日の福岡国際会議場から全国５公演ソールドアウトのツアーがスタートした。
会場の福岡国際会議場には平日にも関わらず沢山の観客が集まり先行物販に列をなす。
30分程度の待ち時間で希望のライブグッズを購入出来たのも平日開催のおかげだろう。
開演を待つオーディエンスも初のツアーなので期待と緊張感があるのが感じられる。
オープニングは最新アルバム「Soar」からDramaticaでドラマチックにスタートした
麻里様の衣装はアルバムSoarのジャケットで着用してた紫色の衣装だろうか。
長いロングヘアの先端半分をブルーに染め上げた髪色にハッとする。
続くDiagramを経て麻里様からのMCが挨拶程度で次の楽曲Nobless Obligeへと続く
Prismへと畳み掛けるSoarの楽曲の連続にオーディエンスと演奏陣の緊張と手探り状態が垣間見える。手拍子をするか腕を振り上げるか？
バンマスの増崎さんの観客を煽る仕草を頼りに一体感が形成されつつある中1980年代の楽曲Material Worldが披露されると会場の雰囲気は一変し世界に引き込まれていく。
続くMirageではメロウな楽曲と相まって聴き入る聴衆の感嘆さたるものや
ここで麻里様のMCがあり緊張した面持ちで聞き入る。
神父様や僧侶の言葉を有り難く聞き入る感じと同じと言えばお分かり頂けるだろうか？
MCではこう述べられた。
地元のプロモーターとの会話で「私のファンの方は真面目な方が多いのでマスクを着用してるのは8割くらい居ると思います。」って言葉に私は恥じた。
実際はマスク着用率は2割くらいだったかと思い次の大阪フェスティバルホールではマスク着用を強く誓うのである。
MCでは「近年若いファンも増えて来てますがデビュー当時からのファンも沢山いらしてるかと思います。疑いの様のない現実。この時間になると腰がねー。」って事で着席タイムが設けられたのも新鮮だった。
そこで披露されたアコースティックVer.の
Paradoxはアコギ一本の増崎さんとの真剣勝負
麻里様の真骨頂とも言える中盤のハイライトだったと思う。
続くSoarの楽曲Last Leafもしっとり聴かせ
Escape from Freedomではオーディエンスを立ち上がらせDancing With Heartcheでライブの起承転結のひとつにピリオドをうちお色直しとなる。
SoarからのリードトラックTomorrow Never Diesがこんなにもオーディエンスに受け入れられ
拳を振り上げる破壊力あるとは予想外の展開だった。
続く前作Ｇracialからの楽器Black Rainの流れの素晴らしいこと。
血湧き肉躍るギターリフが鳴り響きオーディエンスの興奮度がMaxへと達する。
麻里様初のシングルでライブでは外せないハイライトの曲Blue Revolutionではコールアンドレスポンスよろしく会場が最もハイヴォルテージに達したんじゃなかろうか。
Ilinxでは珍しく麻里様が歌に入るタイミングをミスったり貴重な場面も目撃出来たのも初日のライブならではだろう。
続くRiverで歌詞世界に酔いしれZero Gravityで
Soarのアルバムの世界観をこれでもかと堪能し前作Graciaの楽曲 Right Onで幕を終える最新作こそBestという自信と信念を感じたライブに感嘆されアンコールを待つ手拍子に力が籠る。
アンコールは最強姉妹絵里さんのコーラスから入るシングル曲〜999〜On More Reason〜
から畳み掛ける様に国民的楽曲Heart and Soul
からコールアンドレスポンスも馴染み深いコマーシャルソングReturn to Myselfで非メタルのオーディエンスにも納得いくピリオドを打つ。
ダブルアンコールは圧巻の熱唱Stay Goldで
歌詞の世界観が普遍的かつ今ツアーのハイライトに相応しいラストで何かを予感させる内容だった。
非メタルのファンにも往年の大ヒット曲を網羅した内容で最新アルバムをチェックしたであろうファンには満足いく内容だったかと思う。
最新アルバムSoarからの楽曲であれだけ盛り上がるのは正直嬉しかったし誇らしくもあった。
ここでセットリストにも言及したい。
最新アルバムSoarのツアーなのでアルバム11曲中10曲のセットリスト入りに前作Graciaから2曲と
近年のダークでアグレッシブな麻里様を具現化したライブだったかと思う。
浜田麻里 The40thAnniversaryTour“Soar”
１．Dramatica
２．Diagram
３．Noblesse Oblige
４．Prism
５．Material World
６．Mirage
７．Paradox
８．Last Leaf
９．Escape from Freedom
10．Dancing With Heartache
11．Tomorrow Never Dies
12．Black Rain
13．Blue Revolution
14．Ilinx
15．River
16．Zero Gravity
17．Right On
#EN1
18．999～One More Reason～
19．Heart And Soul
20．Return to Myself
#W EN
21．Stay Gold
