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一写一文、宮沢賢治の言葉を噛みしめる その二


山梨・武田神社のお堀にて



宮沢賢治
みんなむかしからのきやうだいなのだから
けっしてひとりをいのってはいけない
(青森挽歌より)

*全生命が連続しているという考えの賢治は、最愛の妹が亡くなった時でさえこのように表現し、その死を全生命系の連鎖の中でとらえられねばならないとしている。

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
(農民芸術概論綱要より)

*さらに有名な言葉ですね、この二つの文章を並べると、賢治がいかに全生命系の連鎖という考えを大切にしていたか伝わってきます。

*自分自身も改めてこの言葉を嚙みしめたいと思います。

*私の「シン世界を写真と言葉で旅するシリーズ」もよろしければご覧ください。


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