Community 交流としての”場”
GOZARE PROJECTは岐阜県各務原市で「持続可能な地域共生社会」をめざすプロジェクトです。人びとの暮らしや地域のあり方が多様化している中、地域に生きる一人ひとりが尊重され、社会とつながることができるようなコミュニティを地域の人たちとつくりたい。そんな想いから2021年プロジェクトはスタートしました。イベントやワークショップを通じて人の交流としての”場”(ソフト)を育てながら、多様なコミュニティが自然と交わる空間的な”場”(ハード)の建設を計画しています(GOZAREの杜)。それらの場づくりのプロセスやストーリーを初期段階から地域の方々と共有することで、これらの”場”が地域の人々にとって「我が事」となり、自然の杜が育つように、それぞれの個性が光る多様な人の杜(コミュニティ)が育っていくことを願って活動を続けています。
▶GOZARE PROJECTわたしたちの想い
交流としての”場”(ソフト)
私達が創るべきものはコミュニティ(地域のつながり)です。だから人の交流としての”場”(ソフト)、人と人をつなぐことが大事だと考えています。コミュニティは地域共生社会のまさにエンジンであり、豊かなコミュニティが人々の喜びや生きがい、互助共助の関係を生み出します。
GOZAREプロジェクトではマルシェやイベント、ワークショップを通じて人の交流としての”場”を育てる取り組みを行ってきました。2021年に地域の有志メンバーが集まり、スタートアップのワークショップを開催、その後ミーティングやワークショップを繰り返し、2022年からは2ヶ月に1回のペースでマルシェやイベントを開催しています。
関わりシロのあるコミュニティーを
GOZAREプロジェクトで大切にしていることは、物語を共有することと活動の境界線を曖昧にすることです。人はぞれぞれ自分の物語を作り、その中で生きています。他人が描いた物語は魅力的に見えるかもしれませんが、自分の物語ではなく、「我が事」にはなりません。私たちはGOZAREプロジェクトに関わる想いや活動のプロセスをできるだけ丁寧に共有するように心がけています。交流拠点となるGOZAREの杜も建物の建設前から、みんなで土づくりをし、みんなで木を植えました。2ヶ月に1回開催するマルシェの計画も毎週意見交換を行っています。そしてこの活動やプロセスはメンバーを決めて進めるのではなく、想いを共有しながらも境界線を曖昧にし、”関わりしろ”を作ることで「自分も何かやってみよう」「自分もこれができるかもしれない」と思っていただくことを大切にしています。そう思うことが、物語を共有するための一歩になると思うからです。
2022年度活動
GOZAREプロジェクトではマルシェやワークショップを通じて人の交流としての”場”を育てる取り組みを行ってきました。2022年度は2ヶ月に1回のペースでイベントを開催するという目標をたて、無事に達成することが出来ました。それぞれのイベントでテーマを決めて、内容を地域の方々と検討、その過程でさらに多くの方と新たなつながりを作ることが出来ました。
2022年度実績
2022/04/03 「GOZAREの杜」植樹祭
2022/05/22 GOZARE PICNIC
2022/07/24 GOZARE Education
2022/09/11 GOZARE Arts
2022/11/23 GOZARE ✕ KKMN(岐阜各務野高校企画)
2023/01/15 GOZARE Food
2023年度よりさらに地域の活動へ
イベントの開催は2022年度同様に開催しましたが、より地域に密着した活動になるように、各イベントのリーダーを地域方々へ依頼し、それを皆でサポートする体制へと変更しました。それぞれの得意分野を生かした、より個性的で充実した内容になりました。
2023年度実績
2023/04/03 杜の日交流祭(植樹記念周年祭)
2023/05/21 GOZARE PICNIC
2023/07/23 GOZARE Education
2023/09/10 GOZARE Arts
2023/11/23 GOZARE ✕ KKMN(岐阜各務野高校企画)
2024/01/14 GOZARE 新年会
実績例:2023年7月23日 GOZARE EDUCATION
このような活動を通して自然の杜が育つように、人の杜(コミュニティ)が育っていることを実感しています。地域は地域の人々で創るもの。これからも、地域の方々と一緒に地域のことを考え、コミュニティ活性化に取り組んでいきます。
GOZARE PROJECT
プロジェクトリーダー・医師 長縄 康浩
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?