紙の地図は かさばるけれど 面白い
皆様は、地図の本はお持ちでしょうか?
多分ですが、大半の方はスマホで地図を見たりカーナビを使ったりして、紙の地図をもう持たないようになったのではないでしょうか。
私も確かにスマホで地図を見たりはしますが、ドライブや旅に出た場合は紙の地図を持っていくようにしています。
地図の本はそんなに高くないとは言え、ある程度のお値段はしますし、通信料さえ気にしなければスマホでも見られますので
「わざわざ買わなくても・・・。」という考えも分かります。
持ち運びの点に関してもスマホのほうがお手軽です。
でも、私はできるだけ紙の地図を見ながら移動するようにしています。
それには、いくつか理由があったりするのですが・・・。
①バッテリー関係なく状況を確認できる。
これは当然といえば当然ではありますが、紙の地図は電気とは関係ありません。
スマホはいろいろな使い道がありますので、バッテリーを意識しなくてばいけませんが、紙の地図はそういうこととは関係なく見ることができます。
あと、雨に濡れようがアスファルトの地面の落とそうが壊れることはありません。
破れて読みにくくなることはありますが。
・・・まあ、バッテリー残量に関しては車に充電できる環境もありますし、そもそもカーナビならそんなこと関係ありませんので、そこまで気にしなくてもよくなりましたけどね^^;
②ナビの精度が(個人的に)イマイチ信用できない。
これはフリーの地図アプリしか使っていないからかもしれませんが・・・。
例えば南から東へいく場合、フリーのナビは最短距離を示したりしますので、赤線のようにナビゲートされることがあります。
しかし、青丸のところは信号がないため、交通量が多い場合は右折がなかなかできない・・・といった進路を提案されたりします。
また、近道を提案されるも、森の中だったり工事現場の資材置き場の横を通るような不安を煽る経路だったりします^^;
(ルートを無視して現地の判断で走ることもできますが、しきりに細かいルート修正を促してくるアプリもありますので・・・。)
※もちろん、有料のナビアプリを使えばこういったことを考慮したルートが示されたりするとは思いますが、なかなか検証できないのが私の現実です。
私もナビを使ってあらかじめルートを検索することはありますが、だいたいのルートを検索しておき、あとは紙の地図を見ながら走ることがだいたいです。
③楽しい道が表示されない
私が紙の地図を重用しているのはこれが一番かもしれません。
ナビアプリは「最短、最速で目的地に到達する」ことには長けていますが、「気持ちいい道を走る」ということは教えてくれません。
まあ「気持ちいい道」なんて人によっては様々ですから表示しようもないですし、
「そんなもの移動に必要か?」と問われると「いりませんよねぇ」と答えるしかないです。
ただ、紙の地図には眺めのいい道が色分けされていたり、珍しいスポットが書かれていたりするものがあり、「読み物」として楽しいのです。
それを見ながら走っているといつしか
「この直線の道は走ったら気持ちよさそうだ」
とか
「こっちが最短だけど、ちょっと遠回りして良さそうな道があるぞ」
とかが地図を見れば分かってくるようになりました。
自分自身、「目的地へまっすぐ直行する」といった旅をあまりしてなかったもので、
それがナビアプリの用途に合ってなかった・・・と言えばそうなのですが、
寄り道しながら移動するといった私の旅の計画に最適なのが紙の地図だったりするのです。
いろいろとここまで書いてきましたが、
いや結構ナビアプリ使ってるやんけ
と言われればぐうの音もでません。
まったくスマホで地図を見ないということはなく、スマホ3割、紙地図7割といったところでしょうか。
スマホに頼りきると勘が働かなくなり、紙の地図に頼りきると考えることが多くなるような気がしています。
私は紙地図を重用しながら、補佐的にスマホを使うようにしています。車の運転は気を付けなければならないことも多いため、
あまりに考えることや不安なことがあると事故に繋がりかねません。
実際ネット上の地図は現地の状況が確認できたり、交通量も見られたりします。
ましてや、一度も行ったことのない土地に関しては、こういった情報は大変貴重なものです。
ですので、ネットの地図を否定するつもりは全くありませんし、
目的によってはカーナビが紙地図以上に便利なのは重々承知しております。
A4サイズの地図本なんて持ち歩くのも大変ですしね!
それでも、自分でルートを構築できるようにし、読み物としても楽しみたいと思い、毎年紙地図を買うようにしています。
皆様も、たまには紙の地図片手に、寄り道上等の旅行などいかがでしょうか。