地域の繋がりの大切さ
福祉の人
アオキトゥーワン しゃくじいの庭 統括責任者
安井 英人さん
アオキトゥーワンしゃくじいの庭 統括責任者 安井英人さん
※コロナ対策をした上で写真撮影時のみマスクを外しております
地域の繋がりの大切さ
いまのお仕事についてお聞かせください。
しゃくじいの庭という小規模多機能型居宅介護と認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を併設した事業所を統括する施設長を務めています。
仕事内容は管理業務に加え、介護現場や地域に向けた活動も担当しています。
これからの暮らしやすい地域について、どうお考えですか?
地域の基本となるのは何気ない会話が出来る日常の関係性であって、それに加えて何か専門的な知識を持った方との繋がりがあれば、非常時にも対応できる安心な地域になると思います。
そして、そういった方とも身近な所で繋がる中核となるものとして、例えばしゃくじいの庭では表に対して壁のない庭をつくり様々なイベントを行っています。
庭があると地域の人たちが介護とは関係なく集まり、何気ない会話が自然に生まれます。
このように、身近な所で地域の繋がりがふと生まれる様な取り組みを様々な事業所が積極的に行っている、そんな地域を目指す事が暮らしやすい地域として大切だと思います。
最後に福祉従事者の方にコメントをお願いします。
介護など福祉の場で働いていると、目の前の事が大変で心身共に負担を感じやすいかと思います。
その時に、自身の心を普段の状態にどう置いていられるかが大切です。
そのために、息を抜いて気分転換をする場所として、プライベートのみでなく仕事上でも、一度視野を広げて地域の連動などクリエイティブなことを考えると精神的な負担が和らぎます。
そうしたことは結果として周りの環境に変化を与え、自身だけでなく利用者さんにも良い影響を与えることに繋がります。
未だ大変な状況が続いていますが、時には視点を変えて一緒に頑張っていきましょう。