人生に何を求めるのか
最近就職活動なるものに一段落が着いたので、今の気持ちを忘れない用に書き残しておこうというものである。
Twitterに埋もれるのを防げさえすればよかったので、便所の落書きよりちょっとマシくらいな気持ちで書いていこうと思う。読んでいる人がいるのかはわからないが、読む側もその位の気持ちでいてもらえると気が楽だ。
さて、本題は就活ではないのだが、就活に触れないことには表題の話につながらないので軽く自分の置かれた状況を整理する。
ありがたいことに、私は大手(メガベンチャー)2社から内定を頂いた。
どちらも名前を知らない人の方が珍しいくらいの会社であり、(就活生目線で見るならば)どちらも魅力的な会社であり、自分のような人材を評価して頂いたことには感謝しかない。
さて、そうなるとどちらに行くかを選ばなければならず、そこで自分の今後の人生について考えた結果何を思ったのか、というのが今回の主題である。
お金が欲しい?時間が欲しい?自分は今後の人生を一体どうしたい?
お金は欲しい、けれども…
近々で友人もブログに書いていたが、お金は大事である。
お金のことを意識せず、好きなときに美味しいものを食べたり飲んだり、欲しいと思ったものを買ったりしたい。
奨学金を借りているのでその返済もしなければならないし、それなりに綺麗でそれなりな広さの家にも住みたい。
将来的に(出会いがあるのかという疑問はさておき)結婚もしたいし、子供も欲しい。子供ができたとしたら、お金の面での不自由さを可能な限り無くしてあげたい。
こういったことを可能にするのがお金であると思うし、定量的な評価の道具としてもお金はとても大切であると思う。貰えるなら貰えるだけ貰っておくべきだとも思う。
しかし、お金が第一か?と聞かれると私の場合はそうではない。
他の全てを捨てて億万長者になりたいか、と訊かれれば間違いなく「いいえ」と答える。
あくまでも、それなり(といっても平均から見たら高いのかもしれないが)の生活を不自由なくおくるにあたって必要な量のお金があればそれで十分で、バカ高い家に住みたいとか、バカ高い料理を毎日食べたいとか、そういったことを最終目的にするのは(少なくとも今の私には)考えられない。
(「お金があれば手に入らないものはない」という話もあるが、私はそうは思わない。ちょっと声をかけたら一緒に遊びに行ってくれたり、何の対価がある訳でもないのに飲み屋で悩み相談にのってくれたりするような人との出会いや繋がりの方がよっぽど貴重であり、こういったものは決してお金だけで手に入るものではないと思っている。)
時間も欲しい、が…
では時間はどうだろうか?
もちろんあるに越したことはない。「時は金なり」という言葉もあるくらいである。
所謂社畜のようになりたくはない。
しかし、時間だけがあっても何もできないのもまた事実である。
お金がないと時間があってもそれを有効活用できず、時間だけが有り余ってしまう。
時間というものは、ある程度使うことのできる状態になって初めて価値が生まれるものであると思う。
じゃあ何を目標に人生をおくりたいのか?
さて、ここまで長々と書いてきたが、色々と考えた結果、私の場合は
「楽しく毎日を過ごせること」
に帰結する気がした。
「ここまで読んでの結論がこれかよ!」と思う人がいてもおかしくないと思う。実にふわっとしているし、自分が読者だったらキレるかもしれない。でもこれが私なりの結論である。
趣味に使える時間やお金があることもそうだし、自分の好きな分野でやりがいを持って仕事ができることもそう、休日には友人や家族とどこかへ出かける余裕があることもそう。
いくらお金を稼いでも、毎日が辛ければその人生に意味はないと思う。せっかく稼いでも過労で死んでしまったり、自殺したいと思ってしまったりするようなら元も子もない。
いくら時間があっても、ただただぼーっと過ごすだけの人生もまた違うと思う。綺麗事に聞こえるかもしれないが、何らかの形で人の役に立ちたいし、社会に貢献したい。
この記事を書いている時点ではまだ連絡はしてはいないが、この辺りの軸も一つ大きな基準にして最終的な就職先を自分の中では決めた。(もちろん転職ありきな業界ではあると思うので、あくまで軸の中の一つである。)
まとめ
人によって人生に求めるものが何かは変わると思う。
思うことは違って当然だし、それを否定する気もない。あくまで私の中で思ったことを書き殴っただけなので「ふーん」位に思って貰えればと思う。
就職活動を終えた今、社会人になるのが少し楽しみな自分がいる。
4月から新社会人になる先輩や既に社会人の先輩から「仕事したくね―」という話をよく耳にするが、自分の場合は、仕事によって極端に時間的拘束をされることが嫌なのであって、そういったことがなければ「仕事が嫌だ~」とはならない気がする。(仕事を始めてから手のひら返していたらごめんなさい。)
そういった意味では納得のいく就職活動だったのかな、という気がするし、この精一杯悩んだ期間を無駄にしないように残りの学生生活、及び今後の人生をおくっていきたいと思う。