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日々を綴る(37)5月31日~6月1日
5月31日
「聞く」と「話す」が続く1日。対話を積み重ねた上にある信頼関係は自分の糧にも盾にもなることをじわじわと感じている。
写真とともにひと月を振り返っているとあっという間に夜の時間が過ぎてしまった。自分自身が遠出をしたことと、旅先の選び方や旅の仕方について、という話題が出たこともあり、そんなことをつらつらと書き連ねた。
ひとつの場所に留まるよりもあちらこちらと移動する方が性に合っているのだろうな、と思っていた自分がもう4年も定着しているなんて、未だにちょっと信じられない。
6月1日
久しぶりに青空を見た。日差しがあたたかそうに見えたけれど外に出ると空気はまだ冷たくて、海岸では冷たさがさらに増した。海はずいぶんと荒れている。
陽が長い。夕陽の沈むほうに向かって車を走らせる。薄い霧がずいぶん幻想的だった。
「この時間から出かけるなんて、大人になったなあと感じる」などと、こういうことがあるといつも子どもじみた言葉を口走ってしまう。いい大人のはずなのにね。
日中に人の話をたくさん聞いて、今もまだ脳が刺激されている感覚。深く思考に潜り込むことが苦手で、いつも少し行ったところでどうしても止まってしまうのだけど、今日はもう少し潜れるかもしれない。