10/9(祝)は第15期クラウン決勝に出ます、応援お願いします!
10/9 (祝月) は、15期RMUクラウンの決勝に出場します。
生放送中は全編無料で見られますので、ぜひご視聴、応援よろしくお願いします!🐮
RMUクラウンは第11期ぶり2度目の決勝です。
自分にとっての初タイトルなので思い入れはかなり深いです。
このクラウン優勝を機に、天鳳位獲得、最強戦出場、多数の解説デビューといった流れで、チャンスが増えていったように思います。
優勝した11期の最終局 (新決勝方式)は、今でも思考を記憶しています。
新決勝方式のルールは以下です。
通常、タイトル戦の決勝において、現実的に優勝が狙えなくなった選手は、
思想にもよりますが、勝負に参加しない選択肢を取る選手が多くなるなど、
極端な状況が発生しやすいです。
その状況だからこそ起こるドラマもあり、時には美しさすらあるのですが、歪な状況が生まれやすいので、しばしばルールの問題点としても挙げられています。
新決勝方式では、まず規定の半荘数(大体4回)を消化した後、
上記のルールで「新決勝方式」のゲームに突入するため、
前述のような状況が無くなります。
そして、11期RMUクラウンの最終局(新決勝方式)の状況は以下でした。
(捨て牌は記憶してないので過去画像から引っ張りました、ドラは西)
首位は東家の谷井茂文(RMU)
それを追いかけるのが北家の僕で、その差は12900点です。
跳満ツモ or リーチ棒が出たら満貫ツモで一撃での逆転優勝が決まります。
この時の思考はとても良く覚えています。
まず、自分の手牌がドラ無しながらも高打点の見えるイーシャンテン。
できれば門前のジュンチャン三色にして一撃で決めたいところですが、
和了れば優勝の谷井さんが白をポンしています。
さすがにまだ聴牌していないでしょうが、
聴牌してしまうと腹をくくられてしまうだろうなと思っていました。
僕がリーチをした時点で谷井さんは1シャンテン以下であってほしい。
何故なら12900差であれば次局に賭けて迂回してくれる可能性があるから。
本当は条件を満たしやすい5mを打ちたいのですが、
チー(ポン)されるのがかなりのマイナスである局面と判断しました。
そこで、ジュンチャン三色に必要な2pが2枚見えも評価し、鳴かれない1pを打ちました。
すると、同巡で西家の楢原和人(RMU)がリーチをかけてきます。
リーチ棒が出たことで、跳満ツモ条件→満貫ツモ条件に緩和されています。
ここで聴牌できたら…祈るようにツモると1発目は危険牌の6sでした。
一発放銃は谷井さんとの差が開きすぎて厳しい…
G1タイトルの決勝。シード無しでは辿り着くまでの難易度が高すぎる。
これを逃したら二度と戻ってこれないかもしれない…
ネガティブな要素が怒涛に押し寄せてきましたが…
この手牌なら見合っている!大丈夫!という気持ちで押しつぶし、
意を決して6sをプッシュ。指先は震えていました。
解説の多井隆晴
「6s押した!強烈だよ!一発で6s押したよ!齋藤さんが悪い手の訳がない」
解説の多井さんが言う通り、一発で場に危険牌が打たれたことで、
明らかに対局室に緊張が走ったのが伝わってきました。
次のツモは4m、高め一気通貫の聴牌。
当然打1sで勝負リーチをかけ、あとは天命を待つのみ。
6mツモなら無条件優勝。
***
好きな牌は何ですか?と聞かれたときにだいたい6mと答えているけれど、
それはこの局が今でも焼き付いているから。
この日は特別だった。特別な日に勝てたことが嬉しい。
これまで麻雀をしていて一番嬉しい日だった。
あとから天鳳位を取ったが、それよりもこの日の喜びが遥かに勝っている。
表彰式で多井さんは言う
「齋藤さんがこれから有名になって、プロ連盟の看板になってくれたら (RMUクラウンの)価値も上がるので、頑張ってほしいと思う」
あの日よりは、今はたくさんの人に存在を知ってもらえたと思うから、
今思うと嬉しすぎるコメントだ。
でも、まだ全然足りない。目指すところに手が届いていない。
あれから6年、思えばまだMリーグも無い時代だった。
そろそろ新たな結果を出して次に繋げていきたい。
あの日の気持ちをしっかりと身体にめぐらせて、戦ってきます。
見届けてください、よろしくお願いします。
10/9 (祝月) 11時開始 ▼
応援ありがとうございます🐮