子連れに求められるお店の条件とお店の大変さ。
「小さい子供がいても美味しいお店に食べに行きたい!!」
食べることが好きな親御さんなら誰でも思うことだと思います。
でも現実はなかなかそうはいかず・・本当はこのお店に行きたいけど・・ファミレスとかになりがち。
ということで2歳児と0歳児の父であり、グルメブロガーである僕が考える、子連れが求める飲食店像をまとめてみました。
※もちろん「美味しい」という前提です!
①駐車場がある
子連れだと移動も結構大変です。電車に乗るのって階段でベビーカーの移動が大変だったり、電車が混んで子供が不機嫌になり泣き叫んだり・・
出来れば車で行きたいというのは切実な思い。
なので専用の駐車場がある、もしくは近くにコインパーキングがあるのも良いですね。
②子供が座れる椅子
個人的には「ビールケースに座布団」みたいな大衆酒場も好きですし、おしゃれなハイチェアのレストランもそそられます。
でも「小さな子供が椅子から落ちてしまう」と考えると、そのお店に行くことを諦めてしまいます。
なので、広めのベンチシートや座敷の席が安心ですよね。子供用の椅子が借りられるのであれば尚良し、というか最高ですよね。
③騒いでも大丈夫な環境
おしゃれなイタリアン、シックなお寿司屋さん。行きたいけど子供が騒いだり泣き出したり・・考えるだけでもしんどい・・
他のお客さんやお店にも迷惑ですし、子供も楽しめないですよね。
なので、個室であったり、ワイワイ賑やかなお店で子供が多少騒いでも気にならない空間、もともと子連れ層が多く来店しているという空気感が重要ですよね。
あとは子供用のメニューがある、子供用の食器がある、オムツ替えの部屋があるとかも嬉しいですよね。
お店側も大変なんですよね。わかります。
上に挙げた3つの点をどれも完璧に実施出来ているお店って子連れ層からするとめっちゃ嬉しいと思います。
子連れ客が増える可能性もあります。でもそれなりのリスクというかデメリットというか。
例えば駐車場完備にするためには、そもそも駐車場付きの物件を探さないといけないし、その分の家賃がかかり、原価を圧迫します。
さらに車で来る方が増えるので、アルコール類が出にくくなります。利益を確保しやすいアルコールが売れにくいのはなかなか辛いもの。
子供が座りやすい椅子についても設備投資が余分にかかりますし、小さな子供が座る椅子なので他の椅子よりは注意を払って綺麗にしないといけなく、掃除など余分な仕事が発生します。
子供が騒いでも大丈夫な環境のために固執を作ると席数が減るため捌けるお客さんの数が減ります、その分回転を上げたいけど、小さな子供がいるテーブルはなかなか食事が終わらないということもあります。
それに、「ここは子供がうるさいから」という理由で、子供が苦手なお客さんを逃してしまう可能性もあります。
つまり、子連れのためのお店づくりはリスクがあるし、相当努力の末、運営されているのです。
でも、そんなお店を見つけた親御さんは喜ばれると思います。僕もそんな「人々から求められるお店」を将来できればと思っています。