自家製 Flaeskesteg フレスケスタイ - デンマーク風ローストポーク
デンマーク風のローストポーク Flaeskestegは、ぱっりぱりでクリスピーな皮が特徴です。オープンサンドのSmørrebrødに乗っているのは食べたことがあるのだけれど、歯ごたえがあって、ぽきん!って皮が折れるくらいのクリスピーさなのです。
スーパーのチラシによると、デンマークの人々は、New Yearのごちそうにどうやらシーフードをメインに食べるようで、ロブスターにシュリンプ、牡蠣にムール貝、ホタテ、サーモンなどが一押し商品として売られていました。
夏はほとんど釣り人を見なかったのですが、年末にコペンハーゲンの街を歩くと、やたらと運河で釣りをしている人を目撃。一体何が釣れるんだろうと思って覗いてみたら、釣り人のお兄さんが釣りコンテストが行われているんだよ、と教えてくれました。1mまではいかないけれど、60~70㎝くらいのタラ(Cod fishといってたと思う)が釣れるそうで、釣り人は新年のごちそうを釣っているのだとのこと。お兄さんはNew Year用にFish & Chipsをつくるつもりーといってました。
New Yearのごちそうを作るにあたって、シーフードもいいかなって思ったけれど、せっかくだからデンマーク風のものがいいねと、あのクリスピーな皮を果たして自分で再現できるものなのかわからないけれど、 Flaeskestegを作ることにして、Nettoで豚肉のブロックを購入。
すでに皮に切込みが入った塊肉で販売されているので、自分で少しだけナイフで切り込みを深くして、塩を全体に刷り込んで、切れ目にローリエを挟んでいきます。
こうやって焼くんだろうなと思ってたので、トレイにベーキングシートを広げて準備していたら、違うとのこと。
網の上にお肉を置いて、下のトレイに玉ねぎと人参、そして水を加えたものを設置。焼いているうちにお肉の油が落ちてくるので、これでソースを作るそう。
付け合わせの野菜には、野菜セットになっているのを購入。人参、ビーツとパースニップ(Parsnip)なる白い人参みたいな野菜の3つが入ったセットです。
このパースニップって初めて見たお野菜で、見たことがないと相方にいうと、相方のママ(ドイツ在住)もドイツでも最近は売っておらず珍しいっていっていたそうで、もしかするとヨーロッパではデンマークや限られた地域でしかもう栽培していないものなのかもしれません。人参とパセリの親戚だそうで、生で食べるとセロリみたいなシャキシャキした香味の強い味がします。
びっくりしたのが、このパースニップ、過熱するとまるでお芋みたいに、ほっくほくであまーくなること!セロリがサツマイモみたいになるなんて、すごいチェンジです。
こんな感じに野菜を刻んで、オーブンに。ソースになるはずのトレイのさらに下にスペースが空いていたので投入。
お肉を入れたときに同じタイミングで入れればよかったのだけど、お肉を焼くのに時間がかかるからと、焼き始めてから野菜を切って入れたので、時間差が発生。野菜を入れるためにオーブンを開けたらすっごい蒸気。トレイに水をいれて、蒸し焼きっぽくしているのでよく考えればごくごく当たり前なんですが。なにせ初めてFlaeskesteg (フレスケスタイ)を作るもので、勝手がわからず。焼きの途中で、野菜を混ぜようと何度もオーブンを開けて、そのたびに蒸気がもれて、部屋の壁がなんか濡れてるね・・・?って話してたくらい、蒸気が失われたのがソース失敗の理由でした。。。
大晦日は近所のNettoが15時で閉まってしまったので、1つ先の17時まで空いているNettoまで走ってもらい、ソースを単品で買いました。
Flaeskesteg (フレスケスタイ)は、一度温度を高くして、さらに焼き進めて、出来上がり!
ソースは失敗しちゃったけど、豚肉の皮はいい感じのあめ色に。
野菜をもって、ソースを加えて、おいしくいただきました。皮が歯が割れちゃうんじゃないかってくらいクリスピーに。(クリスピーじゃなきゃ!といいながら、歯へのダメージが怖くって、ソースにじっくり浸して柔らかくしてから食べました。笑) ぱっりぱりに出来上がりました。
薄く切ってSmørrebrødにしてもよかったなー。
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