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酪農学園大学 獣医学部 数学の対策 独自試験についても解説 (対策資料の配布もしています)

2025年入試の解答速報を行いました


今回は、私立獣医学部の一つである酪農学園大学獣医学部の数学について、医学部・獣医学部に造詣が深い代表講師の大北が過去の出題傾向を振り返りながら対策を考えていきます。

また、今回は数学の対策プリントを配布します。

酪農学園大学の獣医学部の入試では2021年度入試から独自試験が廃止されましたが、2025年度入試では英語と数学で独自試験が復活します。以下では、過去の出題傾向を分析し、その特徴と対策ポイントを整理します。

過去の出題傾向

酪農学園大学の数学は、大問3つで構成されています。

  1. 小問集合
    幅広い分野からまんべんなく出題される基礎的な問題。

  2. 記述式問題

  3. 誘導形式の大問
    誘導が丁寧で比較的解きやすい。

以下に、2016年から2020年までの出題内容を振り返ります。

2020年

  • 1問目:内心のベクトル(特徴的な問題)

  • 2問目:線形計画法

  • 3問目:三角関数の方程式(誘導が丁寧で易しい)

2019年

  • 1問目:絶対値の不等式(同値変形を使うと効率的)
    sinの大小比較は有名問題だが、類題経験で差がつく。

  • 2問目:規則から数列の一般項を求める、等差×等比の和

  • 3問目:ベクトル(誘導が丁寧で易しい)

2018年

  • 1問目:垂心のベクトル、微分の定義

  • 2問目:座標平面上の点に関する問題

  • 3問目:数列(誘導ありだがやや解きにくい)

2017年

  • 1問目:絶対値を含む積分(頻出テーマ)

  • 2問目:見た目が複雑な、数列の問題

  • 3問目:外心のベクトル(誘導に従えば簡単)

2016年

  • 1問目:確率や指数・対数

  • 2問目:積分方程式(やや難しい)

  • 3問目:四面体の体積をベクトルで求める問題

傾向と対策

過去5年間の傾向から、以下のポイントが挙げられます。

1. 頻出分野

  • ベクトルと数列が中心的に出題されています。

    • ベクトルは図形的な問題が多く、共線条件・共面条件・五心(内心・外心・垂心など)に関する問題は必ず押さえましょう。

    • 数列は一見複雑に見えるものも多いですが、基本的なテーマが含まれているので冷静に取り組むことが重要です。

2. 積分

  • 絶対値や積分方程式といったテーマが頻繁に登場します。
    面積関連ではなく、計算力を求められる問題が多い点に注意してください。

3. 確率

  • 小問集合では頻出。特に数え上げ問題で難しさを感じることがあります。基礎的な解法をしっかり身につけておきましょう。

4. 2020年入試の特徴

  • 線形計画法や三角関数が大問として出題される。数学II分野の割合が増加しています。これらも重点的に復習しましょう。

攻略ポイント

  1. 大問3は誘導形式で比較的優しいため、なるべく完答を狙う。

  2. 大問1は基礎的な問題なので、落とさず得点することを意識する。

  3. 大問2は差がつきやすいため、この部分でどれだけ得点できるかが鍵となります。

直前対策資料について

これらを踏まえた直前対策として、重要な問題とその解答をまとめたPDF資料をご用意しました。希望される方は、公式LINEに「酪農対策ください」とメッセージを送ってください! 以上を参考に、しっかり準備して本番に臨みましょう!


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