【ノンストップライティング】‘21.12.7
今日はどんな日になるんだろう。
朝、起きて、
「今日も何か書くかなぁ」
とまだ眠い目で思う。
書くことは自分の外部か内部を掘るようなことだろう。それは億劫なこと。でもやらなきゃ何も始まらない。その他には何もすることはない。ただタバコを吸うか、メシを食うか、排泄するだけ。その他に何か持ってないと時間もお金も持て余す。
乾燥した肌のかゆさ。
いつも使っているボールペン。
となりの部屋のテレビの音。テレビはほとんど見ない。ただ音だけが聞こえる。今、チャンネルが変わったようだ。イヤーマフをすれば、耳の中の音が邪魔をする。
人体について書きたくなった。この、キーボードを押し続ける指。脳はどう作動しているのだろうか。それを見ている目。座りすぎて痛くなってくる膝や腰。それら全て自分だ。メカニズムはまだ解明していないんだろう。
電話が鳴った。今は放っておく。僕は電話も苦手だ。同期しているコミュニケーションはだんだんと必要なくなってきた。テキストで事足りる。
タイマーは時間を刻む。この20分のノンストップライティングが何を生み出すのかは、あまり重要ではない。ウォーミングアップみたいなものだ。
やっぱり書くことについて書く方向に向いてしまう。不毛だろうか? と問うて、不毛でもいいじゃんと答える。今の僕にはこれしかないんだ。
誰かが見ている?
誰も見ていない?
どちらでもいい、ただ自分が満足するだけでいい。それでも、日記とは違う。見つかれば見られる。そんな場所に書いている。
頭を掻いた。もうそろそろ弾切れか。
20分のノンストップライティング。
そこから僕の今日を始める。
明日はまた明日、今考える必要はない。
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