コンタクトレンズはしおりには向かない　【青春記】

世界史の授業中
僕は眠っていた
机に突っ伏して

起きてみると
コンタクトレンズがなくなっていた

当時の僕はスポーツをやっていたので
コンタクトレンズをしていた

コンタクトレンズをしていたが
目をかくクセがあった

当時のコンタクトレンズは眠るときには外すものだった
（今はメガネなので今のコンタクトレンズ事情はわからない）

授業中
コンタクトレンズがないことで僕はうろたえた
（当時のコンタクトレンズは高かった。今のコンタクトレンズ事情はわからない）

床にも落ちてない
机の上にもない

どこ行ったんだ？

世界史の教科書を前のページに戻してみると

控えめに
ここにいますよ

という感じでパリパリに乾いた
コンタクトレンズがあった

よかった
今日も部活を休まないで済む

僕は世界史の授業中にそう思った