Eurorack Modular Case を自作しました
はじめに
Modular Synthを完全DIYで作成すると決め、当然ケースも自作でしょ!!と思って自作しました。
ケースはもちろん買えるし(しかも電源付も多い)、自作はハードルが高かったりするので、ここではあまりお勧めしません。
ただ、グッと価格を抑えられます。
結果から書いておくと私はトータルで1万かかっていません。ケースも買うと意外と高いです。そんなDIY Loverへの知恵となればよいなと思い、記載して残しますので、自作したい方はぜひ見てもらえればと思います。
ケース購入派、どんなもんよって人はこちら
ケースは様々なところで販売されている。
もちろん、大きさ・電源有無・持ち運びで値段が変わってくる。
人気のケースはIntellijelのケースですかね。僕自身DIYしてなかったらこれ選んでると思います。かっこいいし。
Shopでいえば、Synthrotek。日本ではfiveGやAmazonなんかでも売っている。
こちらのサイトによくまとめられているので、リンクさせていただく。
ケース自作って何から始める?だけどレールは必須。
当然の疑問です。まずは使用用途を考えましょう。
ご自宅用ですか?ライブ用ですか?
ライブ用なら持ち運べるようにしないとですよね?
持ち運ぶには取っ手とか必要です。場合によってはキャスターも。
まぁこの辺のカスタムができるのが自作のメリットですかね。
でも、まず絶対必要なのかEurorackのレールです。Modular Synthのモジュールをネジで止めるときに必要になります。
なんとこれが国産(タカチ)であるんですねー。
レールの材料を並べると以下です。
・上下 FRR-43E ×2
・真ん中 FSR-43E ×1
・バーナット BN43-M3 ×4
私の場合は6U(縦:3U×2)の84hp(横)で作ってるので、縦に増やしたい(9U)場合はさらにFSR-43E×1とBN43-M3×2が必要になります。
逆に3Uでいいやって場合はFRR-43E ×2とBN43-M3×2だけでOKです。
ちなみにこれらには留め具のネジが同梱されてます。
これらはマルツオンラインに売ってます。
私は現物が見たくて秋葉原のエスエス無線さんに行ったんですが、現物はありませんでした。でも取り寄せ(自宅まで送料無料)でやってくれました。マルツで買うのが無難かもしれません。
ちなみにちょっと前まで42hpのサイズがあったみたいですが、生産終了になっているようです。
木材(枠)を準備
レールを買ったら次はそれらを固定する木材です。もちろん固定できるならアクリルでもステンレスでもよいと思います。
私は木材(MDF)にしました。安そうだからですw
設計にあたっては少しこちらのサイトを参考にさせていただきました。
自分なりに再設計して、同じオカモク楽天さんで注文しました。
再設計といっても概ね同じです。深さを70mmにしているのはIntellijelのケースが70mmだからです。
以下の設計は持ち運びを考慮し、高さ70mmの蓋も設計されています。
サイドの穴あけがあるかないかだけなんですが。
近くのホームセンターでもできますが、自分まっすぐに切る自信がないし、低価格で実現できるなら絶対ネット注文がおすすめです。
補強せよ
木材が届き、仮組ができたら補強します。
木材のままだと雨や湿気、大変ですよね。ライブなど外に持ち出す人は、ラッカースプレーなどで色を付けたりニスなどで補強をおすすめします。
ボンドはこちらを使用しました。
この工程は好みなので、あまり詳しく書かずに飛ばしますね。
私はそれっぽく茶色にしました。
概ね完成
この画像は色は塗りましたが、補強なし。
ちなみに蓋は外せるようになってます。
残作業
・つなぎの部分のネジが尖ってて危ないんで、別途違うネジでナットに変更
・ゴム足つける
・角の部分のプロテクト
蓋に深さがあるのはパッチングしたまま持ち運べるようにしてるからです。(高さはモジュラー部分の深さと同じで、蓋と本体のサイズは同じです。)
概ねはこれで完成です。
全体を通して
難易度はそんな高くないです。色を塗らなかったり、設計図が書ければもうほぼできたも同然。
自宅で使うようであれば充分かと思います。
持ち運びするには外加工が必要になるので、その辺を気をつけないとですね。