(闇)パチスロの確率システムを完全解説

パチスロを楽しんでいる皆様、こんにちは。現役エンジニアの後藤太郎と申します。パチスロ機の構造ってかなり面白いんですよね。
今日は、パチスロ機がどのように当たり外れを算出しているのか、内部で更生されている仕組みを紹介しましょう。


免責事項

  • のめり込みに注意しましょう。パチンコ・スロット・パチスロは適度に楽しむ遊びです。

  • この記事は遊戯を助長したり、ギャンブルに誘う意図を持って作成された物ではありません。

  • 後術通り、パチスロ機は全て確率による遊戯です。この記事はパチスロ機の勝ち方等を紹介する物ではなく、あくまでも確率機の仕組みを紹介するものです。

パチスロの仕組み

粗品氏の超絶わかりやすい説明動画

単体抽選

パチスロ機はハマっている・ハマっていないにかかわらず、基本的に当たるときは当たるし、当たらないときは当たらない。ということを知っている人は多いはずだ。むしろこれを知らずにパチスロ機を打つのは非常に危険である。
天井や遊タイム等、ハマると確率が変動する機種も確かに存在するが、基本的にパチスロ機は単体抽選、一回一回定められた確率の元抽選が入り、それによりあたりかはずれかが決まる。何度回しても確率は基本的に変わらない。120分の1の台であれば、どれだけ回しても120分の1にしかならない。

抽選のタイミング

ジャグラーなどのスロット機はレバーを押した瞬間、パチンコはヘソに玉が入った瞬間に決まる。というのも知っている人は多いだろう。リーチがかかれば熱いとか、保留がどうのこうのではなく、結局あたりはずれは入った瞬間に既に決まってしまっているのである。どれだけ熱い演出であろうがどれだけボタンを押そうがどれだけ叫ぼうがどれだけ台を叩こうが入った瞬間に決まっているので、変わりません。だから台を叩いたりブチ切れながら打つのはやめてください。

なぜ単体抽選でタイミングが一瞬なのか

上記について知っている人は多いと思うが、なぜ単体抽選で抽選のタイミングが一瞬にして決まるのか、そこまで知っている人は少ないだろう。実はこれは内部の構造、ひいてはある一つの電子部品が全ての理由である。

パチスロ機の確率

全ての元凶、PRNG

結論から話すと、パチスロ機はPRNG方式を採用している。だから単体抽選で、確率が一緒。はい。
PRNGはpseudo random number generatorの略。日本語では擬似乱数生成器という。パチスロ機はこれを使うことで単体抽選で、確率普遍なのだ。

乱数とあたりとはずれ

乱数とは、その名の通りバラバラの数のことである。サイコロを振ると、1~6の間の乱数が出目としてでる。パチスロ機の内部でも同じことが起きている。とはいえ、玉が入ったりレバーを押した瞬間に乱数を振るわけでは無い。実は、パチスロ機は待機中常に乱数を出力している。
例えば129分の1で当たる台の場合、1~1億2900万くらいの範囲で値を常に出し続け、玉やレバーを押した瞬間に出力していた値がその人が引いた乱数となる。サイコロに例えると、常に回り続けているサイコロを、玉が入ったりレバーを押した瞬間びたっと止めて、出た値がはずれかあたりかを決める。

あたりの範囲

では、出てきた乱数がどのように当たり外れを決定するのか。実はこれに関しては事前にプログラムで決まってしまっている。例えば1~1億2900万の数字を出したとき、「1~10万の数字はあたり」としてしまえば、1億2900万÷10万=129で、129分の1になるわけだ。このあたりの範囲に基づいて、パチスロ機の当たり外れは決定される。

乱数調整は不可能

当たり前だが、完全ランダムの数字を見極めてあたりを引くのは不可能である。1秒くらい待ってレバーを押せば確率が上がるなんてのは無い。ランダムだから。ちなみに、このPRNGは出てくる数字が偏りやすい。だから、1秒間に数万もの乱数を出力して、膨大な数字の量で偏りをカバーしている。内部の乱数とプログラム、そして0.0000001秒くらいの世界をあなたが認識できるなら、ワンチャン偏りを狙えるだろうがそうでも無い限り狙える物ではない。ということで、完全運なのである。

設定・遊タイム・確変

いわゆる当たりやすくなる、確率が変わるというのはさっき紹介した範囲の話。129分の1が12.9分の1に確変する場合、1~10万の範囲を1~100万にすれば良いだけの話。はい、そういうことです。ジャグラーの設定はこの範囲の設定のことを指します。

いわゆるパチプロ

プロの人はどのように当たりを狙うのだろうか。この当たりの範囲が高そうな台・パチ系であればヘソに入りやすい釘調整など、「少ない投資で乱数をたくさん引けて、かつあたりの範囲がでかい台」を狙って打っている。これが俗にいう期待値になるわけだ。

最後に

ハマりまくっているからそろそろ出るだろう、連チャンしそう、というのは、いわゆる確変、ここでいう範囲が広くなる状態以外は全て運要素になるわけである。もし他の人が今までに自分が座っていた台で連チャンしてたとしても、それはその人が引く乱数がたまたまタイミングが合っただけであり、あなたが同じように引いても当たっていたとは必ずしも言えない訳である。「結局は運。」リーチ演出等々・・・色々悔しい要素はあるが、あれはプレイヤーをたのしませる要素であり、当たり外れは乱数による結果論でしかない。適度に楽しんで、自分の結果だけで楽しめる健全なプレイヤーであってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?