エアコン洗浄スプレーは本当に"危険"なのか?
エアコン洗浄スプレーを使用するのは危ない!というような記事が何個も見つかる。ただ、ほとんどが洗浄業者なので金儲けか?と思ったり。
実際どうなのか。きっちりエビデンス通り解説していく。
結論
使わない方が良い。
理由は後述するが、総合的に見て使わない方が良い。まあ、、、素人が触ってリスク0な訳がないからね。
最新エアコンにはNG
お掃除機能付きエアコンには、絶対に使わない方が良い。というのも、お掃除機能付きのエアコンには、汚れが取れやすいようにコーティングされてたりする。界面活性剤が入っているタイプの洗浄剤はコーティングを剥がしてしまう恐れがある。
実はほとんどの企業が非推奨
ダイキン
エアコン最大手のダイキン、実は洗浄スプレーを「使うな」と明言している。素人が触っていい代物ではないからだそう。
三菱
霧ヶ峰などの老舗、三菱さんは同じ理由で「控えてほしい」らしい。
日立
天下の日立様も同じ理由ではっきり「使うな」と明言。
富士通ゼネラル
公式noteがあった。こちらも「使うな」だそうです。
東芝
見つからなかった。とはいえ、客自身が掃除するなと書いてあった。
株式会社コロナ
こちらも使うなだそう。
洗浄スプレー企業はどうだろう
アース製薬
割とはっきり「正しく使用すれば故障することは無い」と明言している。
アース製薬が売っているこの手の商品。非イオン系の界面活性剤が使われている。要は「電気を通さない界面活性剤」というわけ。
成分
界面活性剤(0.0675% 高級アルキルアミン系<非イオン>)
安定化剤(エチルアルコール)
除菌剤、消臭剤、防カビ剤
エチルアルコールは水分と混ざると導電性が増す可能性がある。電気系統に触れる&水分があった場合は燃えるかもしれない。はっきり製品の取説欄に「電気系統に洗浄液がかかったら燃える可能性がある」と書いてある。
ケミコート
超電水クリーンシュ!シュ!というのが何なのか。電解アルカリ水のことだろう。HPの上に書いてある。
じつは、電気分解された水はよく電気を通す。イオンが含まれるからだ。
HPの注意書きにもあるが、電気系統に触れたら燃える可能性が非常に高い。
触れなければ燃える可能性は非常に低い、と表記されているが、空気清浄機能がついているエアコンには帯電ユニットが入っていることがある。
燃えた事例は無いらしいが、、、判断は読者に任せるとする。
国立企業が”燃えるぞ”と警告。
niteが警告
nite(製品評価技術基盤機構)、独立行政法人(要は国営企業)なのだが、エアコン洗浄スプレーで燃えた事件がかなりあったようだ。
結局のところ、電気系統に触れたらアウトということか?
洗浄スプレーが危ないということはわかったが、要は「電気系統に触れたらアウト」ということだ。逆を返せば、電気系統に触れなければセーフということ。と思ったがそうでもないらしい。
洗浄スプレーは基本ドレン水として出てくるが、詰まる可能性があるらしい。空気が急激に低温になると、当然湿気が発生する。ドレン水は湿気により出た水を排出する用なので、大量の汚れを流してしまうと詰まる可能性がある。こうなると修理案件。
保証は、、、
製品保証は恐らく出ない。
前述の通り、各社は「使わないでね」といっているにも関わらず無視して使った場合、製品保証は対象外になる可能性大。そもそも製品保証は自損の範囲は対象外なはずなので、有償修理でも文句は言えない。
洗浄スプレーの会社から保証は出るのか
これに関しては何とも言えない。どこにも明言されていないからだ。
業者はどうなのか
大体の企業が洗浄サービスをしている
メーカーが洗浄してくれるのは保証の面や安全性の面から見ても無難で確実だろう。個人業者等もあるが、基本的にメーカーの方が良い。
ダイキン
三菱
日立
富士通ゼネラル
東芝
コロナ
こちらは洗浄に関してのメーカーサービスは行っていない模様
命が惜しくば、使わない方が良い。
これが結論。
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