Discord鯖の人数を伸ばす。

元々3000人以上の鯖主をしていた筆者。その経験から割と本気で鯖の人数を増やす方法を書いてみる。


需要が無ければ人は来ない

鯖主中心の時点で鯖は伸びなくなる

そもそも君が作る予定、あるいは今作っているサーバーは、「どれくらいの人が欲している」のだろうか。
無論、君が作るものだから君が最初の需要を満たすために自分で作った物になるだろう。しかし、君自身の需要が他の人にウケるかは正直賭けでしかない。
人を増やしたいのなら、自分ではなくメンバーを中心に動く必要がある。人にもよるが、そんな運営何年と続けられるようなものではない。だからこそ、私は言いたい。「見返りのない努力を続ける覚悟は、君にあるのか。」と。引き返すなら今です。

「必要な需要」を見つけよう

需要とは何か。簡単に言えばその人にとって欲しいものである。
私が創設した鯖でいうと、スプラトゥーンのサーモンランをする人をターゲットにしている。サーモンランは「味方とうまく連携しなければ勝てない」というゲーム性であるが故、同じチームメンバーとコミュニケーションを取れる場所を欲している人は多かった。まさにこれが需要である。

ポイント1:需要に対して何を満たせるのか明記する

さっきの例で言うと、「同じチームメンバーとコミュニケーションを取れる場所」が需要であった。もしこれが公式の機能で満たされていたらサモラン専用。サーバーの人数は増えなかっただろう。公式には無い、新しい「満たせる何か」が必要だった。
ではどうするか。「入った人になぜ入ったか」を聞くしか無い。コミュニケーションと言っても、ただ話したい人も居れば本気で勝ちたい人も居る。
アンケートを取り、なぜこのサーバーに入ったのかを聞き、返ってきた回答をそのまま掲示板の文章に載せた。
例えば、「味方とうまく連携できないから、味方と話せる場所で快適にプレイできる」「自分の実力がどのくらいか、連携してはじめて分かる」などなど。そうすると、みるみる人が増えていった。

人が持つ特徴

人が持つ特徴は4タイプ

人には、「社交性」「論理性」「実効性」「独立性」の4つのタイプがある。基本的にDiscord鯖を使うのは「社交性」を持っている人が使う。
タイプとはいえ、社交性と実効性を持っていたりと複数持っている人が多い。ただし、ネットの世界では気軽に自分のことを発信できる場を求めて使う人も多く、そういう人は「独立性」を中心に社交性が無い場合もある。

社交性を持つ人

基本的にサーバーを使う人は、社交性があるはずだ。社交性のない人は鯖にそもそも来ない。だから、社交性タイプの人の需要を満たせるサーバーに人は集まりやすい。

ポイント2:社交性タイプの人に刺さる書き方をしよう

・人と話せる場所
・治安が良いです
特徴を淡々と書いても、社交性タイプの人には刺さらない。
・一人で寂しい?一緒に話したい人がたくさん所属しています!是非一緒におしゃべりを楽しみましょう!!!!
・治安維持部隊がいます!不快な人や喋り方が苦手な人と関わらないように調整できるロールも完備。
などなど。社交性タイプの人が恐れていることを払拭したり、やりたいことができる場所であることを遠回しにアピールすると治安が向上しやすい。

鯖の欠点を無くそう

そもそも入る人が少ない

巨大なサーバーにするには、ディスボードなどのサーバー掲示板を使用する必要がある。そのとき、しっかり「どんなサーバーで、何ができて、何が強みなのか」を明確にしないとそもそも人は来ない。

入ったけどすぐ抜ける

社交性タイプの人で、よほどのお人好しで無い限り自分の需要を満たせないサーバーはすぐに抜ける。
・人が居ない
・人数に対する利用率が極端に低い
・身内感が強すぎる
・雰囲気が悪い
こういったサーバーには人が集まらない。

別鯖に行ってしまう

正直宿命としか言えない。仲良くなった人たちが独立して別のコミュニティを作るのは社交性タイプの特徴の一つだからだ。
ルールを利用率の高い人に合わせるか、別サーバー招待を一切禁止にするか、別サーバーとうまく共存できるようなルールを考えるかしないとどうしようもできない。

ポイント3:ルールは民主的に変更を重ねよう

一度作ったルールを変更するのはストレスだ。しかし、変更しなければ人は愛想を尽かしてどんどん離れていく。結果、人数だけで低浮上が溢れかえることになる。めんどくさいかもしれないが、これをするだけで高浮上を維持できるのは間違いない。

この記事を見ている鯖主は少ないだろう。鯖主は独立性タイプの人が多く、何かを見るより自分で作る方が良いと思うからだ。
この記事を見てくれた数少ない鯖主の君たちは、「助けて」とうまく言える能力を持ち合わせているはずだ。需要を見つける。鯖のルールを管理する。一人では難しい。そういうときは、手を差し伸べてくれる仲間を頼るべきだ。「助けて」と言える鯖主ほど、鯖を成長させられる人はいないだろう、と私は思う。


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