リボ払いの全て ー実際リボ払いってどうなん?ー

社会人になって三ヶ月。金銭的なやりくりもなんとかできるようにはなってきた。
とはいえ、やっぱりキツイのも事実。そんな中、同期がリボ払いを使い始めた。最初はバカだと思ったが、実際にどうなのかあんまり詳しく知らないのにバカとレッテルを貼るのはよろしくない。実際お金に余裕がありそうなのは普通に羨ましい。
ということで、危険といわれるリボ払いをシュミレーターを使って実際にどうなのか検証していきます。


結論

しっかり計画立てて使えるなら、候補には入る

後で記載する検証を見てもらえばわかるが、しっかりと使う金額やボーナスとかを上手く使えばそこまで恐ろしいものではない。

とはいえ・・・

計画立てて使えるような人は、リボ払いに手を出さないというのも事実としてはある。なぜなら、計画立てて使える人はもっとぐっと金利の低いローンを使えばいいよね、ということになってしまう。既にローンがあったり、あるいはローン審査に落ちる人、あるいはリボ払いの高いポイント還元などに惹かれた人が使う(と私は思う)。ので、リボ払いは計画立てて使えない人が手を出しがちな気がするのである。むろん、計画立てて使えない人は絶対に使ってはいけない。

そもそもリボ払いとは

興味ねえよって人は目次から検証へ飛んで下さい

毎月元金を定額で返す方法

例えば、クレジットカードで10万円の買い物をしたとする。これを月額2万円で返す、など「借りたお金を少しずつ返していく」というのがリボ払いである。

かなり金利が高い

借りたお金を少しずつ返す、と表現したが、リボ払いで返済していない金額は借金である。ということは、金利、つまり利息が付くわけだ。利息って何?なんていう人はいないとは思うが、一応説明すると「手数料」みたいなもん。人にタダで10万円貸して10万円返されても、一切利益は生まれない。なので、基本「10万円貸すよ、ただし1ヶ月ごとに借りた金額のx%を手数料としていただくよ」というのが金利である。このx%の部分、リボ払いはかなり高い。日本のリボ払いは基本金利15%。借金10万円の場合、15%金利の場合1年間で1万5000円が金利となる。高いって。厳しいって。

金利を払う方法でリボ払いの種類が変わる

リボ払いには、定額返済の「元金定額」「元利定額」、「定率返済」「残高スライド方式」の4つがある。いつもは端折るが、今回はガチで使おうか悩んでいる人が見そうなので説明しちゃいます。

定額返済方式

元金定額

「毎月x円+金利を返すよ」という方式。金利は月にすると1.25%なので、借金に×1.25%を掛け合わせた金額を返済する。
10万円借金した場合、1万円で元金定額で返すと、1万円+10万×1.25%で初月は1万1250円お支払いとなる。全くそこからカードを使わなかった場合、翌月は元金9万円で再計算するので、だんだん支払額は下がっていくのだが、、、まあ全く使わないなんて無理だろうな、、、

元利定額

おそらくほとんどの人が思うリボ払いはこれ。これはガチめに「定額返済」である。どれだけ借金が膨らんでも、毎月返すのは一定額だけ。もちろん金利はかかるので、払う額と元金のバランスが取れていないと雪だるま式に借金が増えていく。

その他リボの返済方式

定率返済

毎月一定の割合を返済していく方式。定率5%の場合で10万円元金がある場合、10×5%=5000円が返済額となる。むろん金利はかかるので、借金の5%を返したとかいう話にはならないので注意。10万円の元金で5000円返済だとした場合、うち1250円が金利のため実際に返せているのは3750円、全体の3.75%である。

残高スライド方式

元金に合わせて返金する金額が変動する方式。「元金100万なら10万、10万なら1万」みたいな感じ。これに関してはほとんど浸透していないらしい。

検証

実際にリボを使った場合、どうなるのだろうか。シュミレーターを使って検証していく。

今回使用したシュミレーター

ChatGPTのGPTs機能を使用し、シュミレーターを自作した。今回はこれを使う。プログラム実行型なので計算間違いはまず起こらないはず。使いたい方は下記サイトからどうぞ。シュミレーション結果が間違ってても責任は取らないざます。

元金定額返済シュミレーション

全部の方式を試してみたいが、今回は元金定額だけシュミレーションしてみる。

設定
元金50万円
毎月のクレカ利用額は3万円
毎月の返済は4万+金利
金利15%
すると。。。

6年7カ月

50万円の借金を7年くらいかけて返すらしい。うーん、長くね?
金利総額約29万円。マジか。毎月3万クレカを使うだけで、余分な金利がかかるらしい。どれくらいだ、、、?


!?!?!?

マジか。
そう、リボの怖さはここにある。当然クレカを使うからリボを契約するわけだ。そして、リボを使う理由は返せないほど毎月使うから。となると、元金は増えていく。今回は50万でやばいことに気が付いた場合のシュミレーションだが、やばいとわかっていて「節約する」という選択肢をとっても損でしかないことがわかる。

きっぱり使うのを止めると

元金50万でやばいことに気が付き、「クレカの使用を完全に使用をやめた」場合はこうなる。

おお

ここで分かるのは、リボ地獄に陥った場合、「きっぱりと利用をやめる」ということがどれだけ救いになるか分かる。まあ、それが簡単にできれば苦労はしないけど。

典型的なリボ払いのシュミレーション

破産する人は湯水のごとく使って最終的にお釈迦様になる、というのが一般的。ということで
設定
毎月10万利用
返済額は3万円+金利
金利15%
上限額90万
でシュミレーション。

はい。約1年間は遊びまくれるわけです。
で、大体上限額が来たタイミングで新しくカードを作ります。
ようこそ、地獄の始まりへ。

全く同じ設定で2枚目を作ると

オワタ

はい、こうなります。ちなみに、この時点での毎月返済額は・・・

まじすか

こうなると、給料がほとんど支払いになってしまう。となると、上限がある程度空いた段階でカードをローテーションすることになるだろう。そうなると、完済はほぼ不可能になるだろう。

1枚目上限で危機感を持てればいいが

悲しいかな、人は一度生活水準を上げると下げることが極端に難しくなる。
今リボ払いを検討しているなら、こんな言葉を知っておいてほしい。
人の2倍遊びたければ、人の4倍仕事をしろ
最も信用してはいけないのは、未来の自分である。今の自分を未来の自分に任せてはならない。
使わないに越したことはない、ということである。確かにボーナスのタイミングで返済額を増やしたりしてうまくやりくりするなんて方法もあるが、そんなことをするくらいなら使えるだけのお金を使うべし。
社会は、お金に対しては優しくない。お金に関しては完全に自己責任である。お金に対しては自分で乗り越える力が必要だ。

最後に

リボ地獄でこの記事を見ているなら

リボ払いは一旦完全にストップしてしまえば、徐々にではあるが確実に減っていく。1番確実な返済計画は、借りるのをやめてしまうことだ。
まずは借りることをやめる所からスタートしてみては。

GPTsで遊んでみたい?

有料にはなるが・・・こういったシュミレーターなどを作りたいあなたはこの記事をCheck Now!


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