2022上半期K-POP好きな曲
※サムネイル画像出典:NCT DREAM公式Twitter(https://mobile.twitter.com/NCTsmtown_DREAM/status/1517414451212808198)
AespaとSTAYC以外にグッとくる曲が本当に少なかった去年に比べ、今年上半期はかなり楽しめた。今年はアイドルグループからの曲が韓国ストリーミングサイトのチャート上位を占め、市場としてもかなり盛り上がっていたように感じた。
かなりざっと書いた雑な感想になってしまったけれど、個人的なお気に入りは以下5組から。
Do it like this /P1Harmony
派手で強めなイメージながら、歌メンバーは綺麗で柔らかい声質という点が上手くて活かされていると思った。歌い出しの声が良い。サビでの音の落ち方も気持ち良い。
広大な土地を使ったMVも最高だった。これは絶対にお金がかかっている。
TANK /NMIXX
JYPの先輩グループ、ITZYもStray Kidsも、曲自体というよりはステージありきという感じであまりハマれていなかったけど、同じ見せ方でNMIXX のO.Oは良いと思った。バラバラな世界観がMVよりステージのほうがうまく接続されている。
ただし曲としてはTANKの方が好み。
一つの音をしっかり聴かせていてパンチがある。振りも格好良い。リリーはもちろん、ベイも癖になる声で好き。
Feel My Rhythm/Red Velvet
音楽の作りという面では詳しい人がもっと書いてくれているだろうからさておき、デビュー7年を超えてここまで可愛さ、ドリーミーさを見せてくれるのはRed Velvet だけである。G線上のアリアとウェンディの声、美しさに酔うような始まりから既に凄い。
SHINeeのDon't Call Meでもピアノがドカンと入ってくるけれど、どちらの曲も突然のクラシックさが良い。
サイド曲は尖りまくった曲はないものの、全体としてまとまりが良く聴き続ける一枚になるでしょう。
Glitch Mode /NCT DREAM
個人的に、間違いなく上半期ナンバーワンだし、今年一番にもなると思う。ここ数年のトレンドのglitch hop/hyperpopにタイトルから挑戦し、鬼のようなクオリティに仕上がっているし、K-POP、とりわけSMに特有のドラマチックな大展開も余計に引き立っている。ロンジュンの美しくドラマチックな歌声も、イケイケドンドン展開のなかのHyperさの一つのように聴こえる。
ただ私の見る限りあまりざわつかれていない気がするのは、Savageの後に出したからか、それとも、NCT DREAMだからだろうか。チャレンジングで音楽好きの間でも話題になるNCT 127、安定的に良い曲を出しアイドルファンにアピールできるDREAM…とデビューして約6年も経ちイメージが固定化されてしまっている。NCT全体としてはどちらにも強いとも言えるが、逆に言えばどちらのユニットもそのレッテルに押し込まれてしまっている感がある。悲しいかなドリムはこれだけ人気グループでありながら未だに誰もが認めるヒット曲がない。
それはさておき、アルバム最初の三曲はとにかく破茶滅茶やっていて面白かった。若くて実力があって、そして売れている彼らからしかこれは出ないと思う。
Danger /Woo!ah!
声質が異なり、かつそれぞれ歌えるメンバーが揃っている第4世代のグループである。STAYCよりもう少しユニークでオタク向けらしくはあるが、この曲と去年出したPurpleは、Red Velvet のThe Red Summer(Red Flavorが入っているミニアルバム)が好きな人はハマると思う。
私は最近LOONAのWhy Not?をずっと聴いているのだけど、この曲には普通の歌声よりかなり脱力気味の声の、ごく短いパートが多く挟まれていて、ここにかなりの中毒性を感じる。
Why Not?ほど多くはないものの、Dangerのサビの「Love」という単語の掛け合いには同じものがある。