東浦町の市街化区域への疑惑

東浦町とは?

東浦町は、愛知県の知多半島の付け根にある小さな町。

愛知県は、カニのような形をしているが、東浦町はそのカニの片方の手の付け根に当たる場所にある。

市街化区域への疑惑

私は、東浦町の市街化区域の設定が公平にされていないのではないかと疑問を抱いている。

東浦町の市街化区域は、東浦町の沿岸沿いを走るJRから見て、内陸側に大半が設定されている。

だが、例外的に二つの駅だけ海岸側の駅周辺に市街化区域が広がっている。

そして、その二つの駅の内の一つである東浦駅の海岸側の駅周辺には、東浦町長の神谷明彦が代表取締役を務める大生紡績の敷地がある。

果たして、東浦町の市街化区域は、本当に公平に設定されたのだろうか?

私の杞憂だったら申し訳ないが、少々怪しく感じてしまう。

私がした行動

私はこの件について、愛知県警の匿名情報提供フォームなどに投稿してみた事があった。

だが、法的に分かりにくい事だからか、半年ほど待っても警察が動いた様子が見られなかった。

そのため、私は、神谷明彦町長本人に、彼のブログのコメント欄から直接聞いてみた。

私がコメントした記事は、「「働く人の健康づくりセミナー」の 中止のお知らせ」という記事だ。

そのやり取りを、下記に書いた。

質問1

「東浦町の市街化区域の設定について質問があります。

東浦町の都市計画マスタープランの土地利用構想
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/material/files/group/41/toshimas_gaiyo05.pdf
によると、東浦町の沿線沿いを走るJRから見て、内陸側に市街化区域の大半が設定されています。

例外的に二つの駅だけ海岸側の駅周辺に市街化区域が広がっています。

そして、その二つの駅の内の一つである東浦駅の海岸側の駅周辺には、あなたが代表取締役を務める大生紡績の敷地がありますよね?

加えて、都市計画マスタープランの策定日2011/3で神谷明彦町長の就任前ですが、最終更新日は2016/3であり、町長の就任後です。

もし、私の杞憂であれば申し訳ないですが、少々、怪しく感じます。
東浦町の土地利用構想は、本当に、公平に決めましたか?

町長、東浦町の土地利用について、納得の行く、具体的な根拠がある説明をお願いします。

ちなみにこれは、公共の利益に関わる事であり、加えて、公表されている資料を基にした指摘なので、名誉棄損には当たらないはずです。」

返信1

「2020/02/15 23:16のコメントにお答えします。

まず、現在の都市計画マスタープラン(2011年~2020年)
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/toshikeikaku/toshikeikaku/gyomu/toshikeikakumatidukuri/toshikeikaku/toshimasump/1452566960058.html
は、平成22年度末に策定されたのもで、私の町長就任(平成23年8月)の前です。このときすでに、東浦駅と366号バイパスに挟まれた東浦駅東の地区は将来の商業地と位置づけられています(p89、p97)。
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/material/files/group/41/ikuzi.pdf
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/material/files/group/41/06hujie.pdf

また、同じく平成22年度末に策定された第5次東浦町総合計画の土地利用構想図にも同様の位置づけがなされています。仰っている「更新日」とはホームページのコンテンツの更新日のことではないでしょうか?

この位置づけは、令和2年度から更新される新しい都市計画マスタープランにも引き継がれています。
JR武豊線はJR東海管内では珍しく駅間距離の短い通勤電車型の路線となっています。これらの駅が各集落単位毎(生路と藤江は中間に東浦駅をもつ)にあり、東浦町はもともと駅の徒歩圏内に各集落があるコンパクトな構造になっています。
このコンパクトな構造を活かしながらまちづくりをしていくには、既存の市街地に隣接し、駅にアクセス容易な(駅から1km圏内)ところに都市の成長の余白を求めることが必要です。その条件を満たす適地として ①緒川新田地区 ②森岡と緒川の中間 ③東浦駅周辺地区 を考えています。
また新しい市街地を考える上で道路の整備も欠かせません。これらの地区には以前から都市計画道路が予定されており、緒川新田では名古屋半田線の整備が始まろうとしています。森岡と緒川の中間では養父森岡線、また、東浦駅周辺では藤江線の東側への延伸の準備を進めているところです。
道路や市街地を整備すれば、必ずどなたかの所有地を改変することになります。当然利害関係も生じます。そこで、誰かが有利になるとか不利になるとか互いに足を引っ張り合っていては街は良くならないし街づくりは進みません。それぞれの地区ではアンケートを実施するなど地権者や地域住民の意見を伺った上で客観的な見地に立って計画に取り組んでいるつもりです。

ご返事が遅くなり失礼いたしました。同じコメントを何回も繰り返しいただいていますので、初回のものを残してあとは削除させていただきます。

お問い合わせやご意見は、http://kamiya-a.c.ooco.jp/mail/index.html で受け付けていますので、こちらをご利用ください。メールアドレス等をご記入いただければ、関連する資料などを添付して返信することもできます。
なお、質問などの回答には少しお時間をいただくことがありますのでご容赦ください。」

質問2

「まず、更新日についてですが、私が根拠としているページは、以下のページの更新日です。
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/jigyosha/toshikeikaku_keikan/toshikeikaku/1454930959510.html

このページの場合、「ホームページのコンテンツの更新日」は、「都市計画マスタープラン」の更新日と同義ではないでしょうか?
あなたの反論は、私の指摘を充分に否定する物ではありません。

また、「第5次東浦町総合計画」は検索をかけてみましたが、ネット上からは資料が見つかりません。
リンクを示していただけると幸いです。

また、「武豊線は駅間距離が短いため、町がコンパクトな構造をしている」との反論ですが、
もし、それが本当なら、何故、あなたの前任の町長は市街化区域を海岸側の駅周辺にも広げなかったのでしょう?

なお、街づくりには、駅からの距離だけではなく、海抜高度も重要です。
日本は地震大国であり、津波も多いですから。
東浦町は、内陸側に行くと坂が多く、高度が高くなっていますが、海岸側は坂はほとんどなく、海抜高度が低いです。
駅を挟んだ海岸側に市街化区域を広げると、津波が来た時の避難に支障を来すのではないでしょうか?

東日本大震災があったばかりの状況で、目先の利便性を優先して、防災を疎かにするのはいかがな物かと思いますが
前任の町長が海岸側に市街化区域を広げなかった理由も、その辺りにあるのでは、と自分は思います。

町長の反論は、私の指摘を十分に否定する物ではありません。

加えて、神谷町長の就任時点で、日本の少子高齢化は広く知られていました。
少子高齢化で、これから人口が増えるのは考えにくいにも関わらず、海岸側の駅周辺にも市街化区域を広げる必要性はあったのでしょうか?

人口が減少・高齢化する状況なら、むしろ、コンパクトな街作りを目指した方が、移動距離が少なくて済み、
年配の方々にとって暮らしやすい街になったのではないでしょうか?

ちなみに、町長の就任の数年後に東浦駅の海岸側の周辺を見た事がありますが、真新しい住宅の建設が多くされていました。
もし、あの一帯の土地所有者は、とても良い思いをしただろう、と思います。

あと、「誰が有利になるとか不利になるとか足を引っ張り合っていては」とありますが、それは、論点を誤魔化す詭弁なのではないでしょうか?

また、「質問の回答には時間をいただく事がある」との事ですが、町長は、返信するまでの間に、新しいブログ記事を何度も投稿されています。
更新されたブログ記事の方が、返信よりもコンテンツ量は多いです。
ブログ記事を更新しているのにコメントへの返信が遅れるのは、少し不自然ではないでしょうか?

なお、問い合わせフォームを利用して欲しいとの事ですが、この件は町長に批判的な指摘をする物です。
問い合わせフォームのように、第三者の目がない一対一の場よりも、ブログのコメント欄のように、公開された場での議論の方が相応しいかと存じます。」

返信2

2020/02/23 08:14のコメントへの返信です。

役場ホームページにある各ページの「更新日」と、都市計画マスタープランの策定日は同義ではありません。それは、他のページを見れば気が付くと思います。先に申し上げたように、現在の「都市計画マスタープラン(2011年~2020年)」は、平成23年3月に策定されたものです。
第5次総合計画は、昨年度末に策定された第6次総合計画に引き継がれたために、町ホームページでは見ることができません。もしご覧になりたければ、役場企画課などで見ることができます。
以前にも申しましたが、メールアドレスをいただければ、関連する資料などをお送りすることもできます。

質問3

「では、平成23年3月に策定された後、一度も都市計画マスタープランの市街化区域に変更はなかったのですか?

あと、神谷町長は、町長就任前に町議会議員をしていましたよね?
町議会議員だった頃、都市計画マスタープランの策定には一切関わっていないのですか?

あと、都市計画マスタープランの策定委員会名簿の委員長職務代理に神谷英一という人が載っています。
苗字が同じですが、ご親戚という事はありませんよね?

あと、東浦駅の沿岸側が市街化区域に含まれた事によって、あなたが代表取締役を務める大生紡績には、一切、経済的利益はなかったのですか?

私としては、証拠となるような、大生紡績の財務情報・税務情報の公開を期待します。
神谷町長の政治家としての情報公開の一環として。
クリーンな政治のために。

あと、メルアド云々の件は結構です。
一般人に公開できる資料であれば、東浦町のHPか町長のブログに公開して、そのリンクをこのコメント欄に載せる、というやり方をしていただきたいです。
前述したように、公開された場の方が、批判的な議論にはふさわしいためです。」

証拠

200223_神谷町長_不正指摘

200223_神谷町長_不正指摘2

200223_神谷町長_不正指摘3

200315_神谷明彦町長_不正指摘_4

まとめ

私は、神谷明彦町長は十分に疑惑を晴らせていないと思う。

にも関わらず、私の最後の3/1のコメントから、神谷町長は、返信を全くしてこなくなった。

神谷明彦町長がこのような対応では、私の抱く疑念は深まるばかりだ。

これを読んだ皆さんは、神谷町長に対してどう思っただろうか?

ぜひ、正直な感想をこの記事のコメント欄にコメントして欲しい。

あと、神谷町長から返信があれば、また追記する予定だ。

2020/5/26追記 続きの記事のリンク集

・「東浦町長神谷明彦によるブログコメント欄の承認制への変更について

・「東浦町長、神谷明彦からの一方的な反論コメントについて

・「『東浦町の市街化区域への疑惑』の資料

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