子どもの保護について
下記の2つの記事について、いろいろと違和感があり、私は、かなりの時間、もやもや、ぐるぐる考えてしまいました。
この機会に、なぜそうなったのかをできるだけ言語化してみました。
支離滅裂ですが、自分の心と頭を整理するためのものです。強めの表現もあるかと思いますが、失礼します。
【記事1】
朝日新聞デジタル 2020年10月20日掲載
迷子の7歳を小5男子が保護。
通りすがりの大人は何もせず
「自分がなんとかしないと」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f8e897bc5b66ee9a5f2fc19
【記事2】
2014.1.8掲載
個人投稿コメント
夜中に子どもが歩いていたので通報したが・・・
https://togetter.com/li/613824
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この記事を読んだときに感じた「もやもや」の分析
<総論>
・真剣に考えれば考えるほど、この記事だけでは分からない部分を知らないと安易にコメントできなかった
・感想を明確に明確に言おうと、一つの正解を言おうと考えすぎて、まとまらなかった
・真実は当事者にしか分からない
・分からない部分を、こうだったのかな、あーだだたのかな、もしかしたらと、あれやこれやと考えすぎた
・では、具体的に何をそんなに考えたのかを次で整理していきます。
<記事1>
一言でいうと"それは事実か?"です。
「通りすがりの大人は何もせず」という記事のフレーズ。
わざらざ記事のタイトルに入れ込む必要はあったのか?
記者自ら、確認できた一次情報、つまり事実だけを書けば良いと思うのですが、これを記事のタイトルにまでしていることに違和感がありました。
理由はコレ。
「大人は何もせず」というのは、記事を見る限り、あくまで、小学5年男子のコメントであり、多分に彼の主観である。よって、当時の現場が具体的にどういう状況だったのかは分からない。
例えば、渋谷のスクランブル交差点のような場所(常に人が行き交うが、誰も他人のことなんて見ていない。それは子供でも大人でも同じ)だったのか、
それとも、比較的ひと通りが少ない道で、普通に歩いていれば泣いてる子どもに目がいく場所で本当に大人たちは見過ごしていた状況だったのか、
はたまた、実は大人が通り過ぎていたわけではなく、
小学5年男子が見つけたときに、たまたま、まわりに誰もいなかったが、推測で、"この時間帯、この道なら、たぶん、大人は何人か通っただろうから、それでも子どもが一人泣いていること状況は、きっと大人は何もせず通りすぎたんだ"と、
思い込んでコメントしたもの
(本当は誰一人、大人は通っていなかった)なのか、
要するに当事者でなければ、事実がどうだったのか分からないのです。
"記事のタイトルに入れてまで表現する必要があるのか"、
そこには別の意図がないか?
私は、これについて大いに違和感として引っかかってしまいました。
そして、もう一つ。
本件は、小学5年生の少年が、警察からの表彰があったから報道されたと思いますが、そもそも表彰、メディア報道するような特別なことなんでしょうか?
素晴らしい行動だし褒め称えることは良いととは思いますが、
レベル感として、警察署から表彰されるほどのこと?それほど珍しいこと?
であるとしたら、私は、この記事のようなことが報道されないくらい、当たり前になってほしいと願います。
つまり、警察表彰やメディア報道なんてされるまでもなく、当たり前に、みんなが助け合える社会。
むしろ日本は、かつては、そうだったんじゃないんでしょうか?
産業革命、高度経済成長、インターネット革命、アベノミクス、現代のRPAなどが生み出したはずの豊かで効率的な社会は、いったいどこへ向かっているのでしょうか。
最後に、
一つ、とても示唆深い作品があります。
1973年ドイツのミヒャエルエンデの作品「モモ」です。
これは、時間をテーマにした作品ですが、今の日本にも当てはまるとても深い作品です。
最後に、この作品から提示されているテーマをご紹介して締めたいと思います。
ぜひ、皆さんも考えてみてください。、きっと答えは、あなたの心の中にあります。
怪しい灰色の一団がやってくる
時間貯蓄銀行に時間を預けるとあとになって余裕を持った時間が返ってきますよ
とそそのかす。
騙された大人たちは、どんどん無駄だと思う時間を節約。
そうなると、なぜか知らぬうちにギスギスした生きにくい社会になっていく。
結局、いくら無駄を削り、必要だとされることだけに時間を使って効率化を極めても、一切の無駄が許されなくなっていく。
息抜き、趣味、余暇、恋愛などが生活の中からすべて消えた・・・
そういう人間は一体どうなったでしょうか。
※記事2についても思うことは多々あるのですが、とても強い言葉、激しい表現でのコメントになってしまうので、今回は、ここで終えます。
時期、内容を熟考したうえでnoteに書くかどうか考えます。
以上、ありがとうございました😊
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