これからの教育 メモ
何ができるようになったか、つまり、ラーニングアウトカムを求められる。
ジョブ型雇用に転じた時に、自分が何をできるかがわかっていないと職にありつけない。
そうした主張をする時に、自分が何を考えて何ができるのかを語ることが重要となる。
これまでの学校システムはソサエティ3.0
工場で働く人を養成してきた。
だから一律に同じことを教えて、ミスが出ないように、より正確により早く、そしてよりうまくできるようになることが求められたから、同質な同じような学力を持った層に、一斉に授業することが最も効率的、効果的であった。
しかし、これからの時代は上記のように、何ができるか、何を考えているか、何者であるかを問われる。アイデンティティを問われる時に、そのアイデンティティは個々みな異なる。この多様性を大切にしなければ、アイデンティティを確立させることはできない。
翻って、どんな授業が求められるかと言えば、いろいろな考えがぶつかりあったり様々な角度から見た意見が出たりすることが重要となる。そして、クラスを構成するメンバーは同質な同じような学力ではなく、ダイバシティに富んでいることが求められる。そのほうが多様な意見や考えに触れることができる、授業が活性化して豊かになる。
これは大学の授業も同様である。
つまり、大学の選抜システムが同質な同じような学力を求めるのではなく、多様な個性を集めることになる。
さらに、一般選抜から総合型選抜へと比重が移っていくのだ。
これは少子化により、競争が乏しくなることからも言えることだ。
一点刻みから段階別評価へ。
競争試験から資格試験へ。
そして、相対値から絶対値に変わるのだ。
これが教育の質的な転換と絡んでいく。
教えることから学ぶことへ。
授業の主体も学習者に重点が置かれてくる。
以上がこれからの教育に求められることである。