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#2 ザ・エージェント(1996)

有能なスポーツ・エージェントのジェリー・マグワイアは、高価な年俸のみを追求する会社の方針に疑問を持ち、提案書を提出するがあっさりとクビになってしまう。彼に好意を抱き、彼の提案書にも共感をする同僚だったドロシーと共に会社を立ち上げ、仕事の成功のために努力していくが、その中で「本当に重要なものは何か」を知ることになっていく

ジェリー・マグワイアはトム・クルーズの演じた中で最高の役の1つだと思ってる。

この映画で興味深いのはベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん」でラットレースの例としてこの映画を挙げている事だ。
クビを宣告されて独立するトム・クルーズは同僚に向かって「俺と一緒に出て行く奴はいないのか?」と聞いても誰も返事をしない。そんな凍りついたオフィスで女性従業員が口を開く「そうしたいけど、あと3ヶ月で昇進するのよ」この言葉が最も真実味のあるセリフだと。

ハートフルな恋愛映画ともとれるし何のために働くのか?人間には稼ぐ金額以上の価値があるかどうか?というのを問いかけてくれる優れた映画です。
なによりレネー・ゼルウィガーの笑顔が素敵。
「君が僕を完全にする」は名言。

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