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#34 拳銃魔(1949)
第二次大戦に従軍した後、故郷に帰った男がカーニバルで射撃の女王を自称する女と知り合う。
すぐ恋仲になり結婚した2人は、贅沢な生活にあこがれる女にそそのかされて犯罪を繰り返すようになるのだった...
若い男女が知り合った後、強盗となり車で逃走を続けるというお話。「俺たちに明日はない」を連想させるのはボニーとクライド事件をモデルにしてるから。長回しシーンは「勝手にしやがれ」もこの映画に影響受けたそう。
拳銃魔→勝手にしやがれ→俺たちに明日はない
と影響しているのが面白いですね。
この映画、テンポがすごく良い。
90分の時間の中、次々と行動が起こってどんどん前へ前へ転がっていく。何かが起きて、何かを感じ、どう動くかと丁寧な描写を省略してシンプルにする事で逆にそれが想像を掻き立てる。
全ての映画演出がこれが正しいと思う事はないですが、古典ハリウッド映画の良い所が詰まってる。