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#16 レベッカ(1940)
旅行中に、裕福な英国紳士マキシムと知り合ったヒロインは、彼の後妻として迎えられ、イギリスの大邸宅にやってくる。しかし、そこでは亡き前妻レベッカを崇拝する召使いダンヴァース夫人がすべてを取り仕切り、ヒロインは見えない影に苦しめられる...
名前のない女が、亡くなってもカリスマ消えない女の名前に追い詰められていく心理サスペンス。
ローレンス・オリビエの秘密を抱え曖昧で難しい役の演技が見ものだが、なによりダンヴァース夫人役のジュディス・アンダーソンの冷淡な演技が凄まじい。
夫人の歩く姿を見せると人間味が出て、怖さが少なくなるからなるべく歩かせないよう映したというヒッチコックの演出も勉強になる。
物語後半、難波船が発見され、そこにはレベッカの死体が...という心理サスペンスからミステリーに展開され、ヒロイン、夫、観客、みんなレベッカの手の上で踊らされ続ける。
マキシムの告白を聞いたヒロインの心情は夫への独占欲があり、女を感じて、複雑で興味深い。
二回目はジョーン・フォンテインの美しさを堪能しましょう(不純)
商品紹介
こちらは日本ビクター版。
画質が悪いパブリックドメイン版を買うよりこちらを勧めます。
Amazonで超高画質名作シリーズが出ていますが、パッケージが好みではなくブルーレイ待ちです。出るかな(-_-;)