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#65 プリシラ(1994)

最初に、LGBTに理解ある良識な人間と言うつもりはなく、否定も肯定もしない。世間的には理解ある方がメリット大きいだろうが(過激派が怖い、、フラットでいい、フラットがいい)。

3人のゲイ。どう見ても無骨な男。
最初はグロテスクだとさえ思った。

しかし見ている内に爽やかな気分になる。
彼らが美しく見える。
生きざま、砂漠の風景が美しい

彼らは都会から逃げたいと思っていた。しかし旅の途中でその都会の壁が自分たちを守ってくれていたと気づく。彼女らは社会が悪いと暗く言わない。

潔い。

誰も見ていない砂漠の真ん中でアリアを歌って自己表現するシーンは見ものだ。あと子供はズルいよな。泣く。

リアルで昔、飲食店で深夜働いていた時にお店に来たゲイを陰で笑えなくなり、話せるようにはなった(と言っても夜の街でいきなり話しかけられるとちょっと怖いけど)。

どうも昨今のLGBTに配慮する映画が苦手な人に痛みを知る共通言語として見ておいても損のない1本、そして優れた音楽映画とも思う。

最後にディズニー(FOX)はLGBT推し進めるならこの名作を廃盤のままにしないで再発売した方がいいですね。

特典にせめて字幕つけて製作者の声を届けてくれ(英語リスニング力  弱者男子の声)。

やる気のない特典。FOXは丸々ドキュメンタリーが入ってたり各作品の落差が激しい。

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