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#38 パピヨン(1973)

脱獄囚アンリ・シャリエールの自伝小説を映画化。無実の殺人容疑で南米ギアナの刑務所に投獄されたパピヨンと呼ばれる男が、自由を求めて囚人仲間ドガとともに繰り広げる壮絶な脱獄劇。

男の映画。計算とははずれた執念。
自分に、人生に勝ちたかった。
白髪になり、歯も抜け、ボロボロになりながらも生きる。余裕で遊び心があるいつものスティーブ・マックイーンではない。
魂を感じる。

独房で沈黙を守るところは脆さと強さを表現していて本当に心を打たれます。

パピヨンのような諦めの悪さとたくましさを持って生きたい。

何でも有名なビジネスパーソンが好きな映画だそうで、それにあやかって自分も新しい環境に身を置いた時に観てきた。
(...最近、手当貰ってた職場を退職した。
ここから完全歩合。何の保証もないけど頑張る。)

それにしても

「人生を無駄にした罪」

この言葉正直、耳が痛い。
格好つかない。
だからこそドガの気持ちもわかるし、
また見てダサくても、折れても、今からでもやり直そうって思えるし...うーん、考えがまとまらないけどとても考えさせられるいい映画。

特典映像のドキュメンタリーもめちゃくちゃ良い。

あとリメイク版も僕は好意的です。


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