#42 英国式庭園殺人事件(1982)
広大な英国式庭園のある屋敷に住むハーバート夫人から、指定する様々な角度から屋敷のデッサンを12枚描いてほしいと依頼を受けたネヴィル。一枚仕上げるごとに与えられる報酬と甘美な時間。しかし、このデッサンは謎の殺人事件の証拠と繋がっていた…。
12枚の絵画と快楽の中、いつの間にか陰謀に巻き込まれていくよそ者の黒い羊。
画と会話をヒントに推理する所がギリギリ知的好奇心を満たしてくれる。
まあ、未だに犯人に確信持てない妄想ですが。左右対象、羊の大群など圧倒的映像美とマイケル・ナイマンの音楽を聞くだけでも楽しい。
白と黒で分けられた衣装の演出も好き。
ただ彫刻の男の説明は監督のオーディオコメンタリーでしかわからず苦笑。
初期のピーター・グリーナウェイは見やすい。
この作品はわからないからつまらない、退屈より知る喜びが勝った。
予告
https://youtu.be/wHiJkLmclkA
こちらは紀伊國屋書店から出ていたピーター・グリーナウェイコレクション。
コメンタリーやインタヴューなど理解を助けてくれる。後発にIVCからBlu-rayも出てるものの棚に統一性を持たせたいのでDVD BOXを選択。もう一つのBlu-rayBOXがプレミアついてて高騰してるのも理由ですが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?