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#31 ペパーミント・キャンディー(1999)
家族も財産も友人もすべて失った男キム・ヨンホ。同窓会にふらりと現れ酒を飲んで大暴れ。ひんしゅくを買った後、鉄道自殺しようとする。
死を目前にして「あの日に帰りたい!」と泣き叫ぶ男の脳裏に過去20年間の人生の出来事がフラッシュバックしていく..
韓国映画屈指の名作。
映画は怒涛の人生が展開され、20年前の恋人と共に明るい未来を予感して微笑み合う場面で終焉する。
主人公の行いは自業自得?
韓国の時代のうねりに巻き込まれた犠牲者?
どんどん壊れていく男の決められた道をたどるしかない展開が、ものすごくやるせない。
ソル・ギョングの土臭くエネルギッシュで、あの泣き叫ぶ声を聞く度に、こちらまで泣くしかない。