理想の暮らしをさがして
最近旅行に行ってばかりの先輩がいる。
社会人になって学生のような自由度がなくなるっているかと思えば、リモートワークをフル活用して西へ東へ。
うらやましい!と思った半面、自分はどう暮らしたいのかなと考えたり。
「暮らす」こと
「どう暮らしたいか」を考えてみたとき、「モノは少なめシンプル」とか「がんばれば駅から歩けるくらいの距離」みたいなことはもちろん出てきた。でも同時に、こんな家もアリだなと思える項目も出てきた。
それがこれ ↓
古民家などの昔ながらの和風の家で、
週末に家庭菜園やゆったりDIYをしつつ、
だれにとってもふらっと立ち寄れる第二の家
冒頭に書いた先輩は、瀬戸内海に位置するシェアヴィラに行っては、毎回違う人たちと盛り上がっている。
地元の人だけでなく、同世代の仲間がいたり、「リアル人種のるつぼ」みたいな超多国籍Dayもあったり。
そんな環境に3泊4日などの長めステイをしている。
それが純粋にとても楽しそうで。毎回いいな、とうらやんだり。笑
「旅人」ではなく「あるじ」のほうになりたい
毎週のように「旅人」をしている先輩をいいなぁと思う半面、迎える場所もおもしろそうに感じている。
自分が旅人として飛び出せば新しいご縁にたくさん出逢える。
一方、だれかが来たくなる場所をつくり、「あるじ」のような立ち位置で居られたら、古くからの知り合いや大切にしたい人たちがふと集まる場所になるかもしれない。
古くから、山梨には「無尽」という文化がある。
父は「貯金会」と称して毎月1度は高校の旧友と集まったりもしていた。
自分は、そういう時にみんなが集まってくる場所をつくりたいんだと思う。
誰かと定期的に集まる場にするもよし、ふとしんどくなったときや立ち止まりたくなったときに来るもよし。
はたまた「この人めっちゃおもしろいんだけどさ!」と紹介しに来てくれるもよし。
とにかく、誰にとってもふらっと帰ってこられるような場所にしたい。
そんな営みが自分の生活の一部になり、いわゆるライフワーク的なものになっていたら幸せだな、と思う。
そんな暮らしを夢見て
似たような想いは、ずっと心のどこかにあったのかもしれない。
甲府駅から武田神社のさらに上の地域を見にいった時、思わず原付を止めて立ち寄ってしまった空き家があった。
瓦屋根の2階建てで、段下には雑草だらけの畑と駐車場があって。
ところどころ狭まる道路は車1台分と細めだけど、駅からぐんぐん登ったぶん富士山と甲府盆地が一望できて。
2階の廊下からの景色を想像したりして勝手に幸せな気分になって。
近くの方々もふと目があえばみんなあいさつしてくれる。
「今日も暑いね」なんて言いながらアメをくれて。
しかもふと調べたら、しっかりGoogleマップにピン留めしてあったのが自分らしくて笑ったり。
甲府駅から20分ほどで徒歩5分くらいのところまでバスも出ていて。
県内ならだいたい1時間、東京からでも2時間でふらっと来れる距離。
そんなところに住みながら、ふと訪ねてくる誰かを日々迎え入れ、送り出しながら暮らす。
「こうありたい!」「こんなことを成し遂げたい!」ってほどのたいそうなものではないけれど、いつかそんな暮らしができたらいいなぁ。
普段以上に取り留めのないお話しだけど、今日はこの辺で。
ではまた。