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どんなひとがらを目指したいのか。川にたとえて考えてみた。
最近眠りが浅いからか、白丸で漕げないからなのか、体調がイマイチ。そういうときは裏側に隠している悪い面がオモテに出てきやすい。
日々反省することばかりだ。
目標とするものがないから、ぼやっと生きてしまうのかもな。
どんなひとみたいな性格になりたいのかがぱっと思い浮かばない。なので、川に例えて考えてみた。(このほうがずっと考えやすい)
どんな川も、嫌いな川はない。コンクリートで固められた川でも、表情豊かに流れている川も、それぞれによさがある。川の水が多いほど、愛情豊かなかじがする。カツカツの川はもの悲しい。
でも理想とする川の姿を思い浮かべると、なりたい姿が思い浮かべられるのかも。
できれば、安定感があって信頼できる性格になりたい。
川の流れに例えると、下流のゆったりした流れのような。流れに乗せてもらったゆったり漂うかんじか。
中流域のちょうどいい瀬と瀞場が交互に現れるような川もいいな。水もきれいだし、変化があって楽しい。一緒にすごす時間が活気に満ちて楽しいかんじ。
源流部の小川や沢のような流れは若々しいイメージ。水は冷たくて清らか。大水のたびに大きく変化していく。眺めるのが楽しいかんじ。
川によって性格が違う。
利根川は、気分屋のイメージ。季節によって水量が多かったりすくなかったり、極端。水温がめちゃくちゃ低いので、フレンドリーではないかんじ。一緒に遊ぶには、それなりの覚悟が必要。
荒川は豪放磊落。おおらかで細かいところを気にしないかんじ。愛情豊か。昔の方が常に水があってよかったな。ダムがたくさんできるにしたがって、気分屋になってしまった。流域が広いので、雨が降ると水位がすぐに上がってしまう。降らないとカツカツ。年をとって偏屈になったようだ。
多摩川は、安定。多少の雨くらいでは変化しないので。小さくまとまっちゃってるかんじがしなくもない。若い頃は清々しいひとだったのに、詐欺にあってみぐるみ剥がされてからは、くさくさした性格になっちゃったかんじ。それでも年齢を重ねるうちに穏やかになった。
天竜川はちょっと独特だ。流れはじめは澱んでいるのだけれど、下流へ行くほど水がきれいになっていく。若い頃はぐれていたけれど、いい人に出会っていって、歳を重ねるほど性格がよくなっていく、みたいなかんじか。全体像を見ると、大地の溝に沿ってまっすぐなんだな。
最上川の支流、寒河江川の中流・下流部がいいかな。岩盤が独特だから川相もどこにも似ていない。そんなに安心感、信頼感は少ないけれど、たまに一緒に遊ぶならいいかな、みたいな。
川だけで日本列島を描いてみたら地形の骨格が浮かんできて楽しい。
— にゃんこそば🌤データ可視化 (@ShinagawaJP) June 14, 2021
利根川・石狩川はやっぱり目立つし、日本アルプスの水を集める天竜川にはどこか力強さを感じる。
日本の一級水系は109個。海に出られない淡水魚にとって、別の水系は宇宙のごとく遠いのかも・・・ pic.twitter.com/VwFicpAn0C
こちらはにゃんこそばさんのツイート。流域ごとに色分けされたのを見ると、石狩川と利根川の存在感がすごい!木曽川もなかなかですなー。
川好きな人、どんな川のようになりたいのか、知りたいわ。
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ちなみに、表紙の写真は白丸ダムができる前の白丸湖です。吊り橋があったんですよ。